娘の悪口を言う母親。その末路 (2)

娘の悪口を言う母親。その末路 (2)

「お母さんがかわいそうだと思わないのか」と言われました。「少しは顔を見せようとか思わないのか」。そして、私の「女らしさ問題」へと続きました。 ...

「お前は、きょうだい唯一の女の子だろう。普通娘って言うのは、母親と仲良くしたりするもんだろ? あそこの○○ちゃんも、△△ちゃんも、母親と仲良くやってる。お母さん、羨ましがってたぞ。大人になれば、そうなるもんだ。お前は、お子ちゃまなのか? お前の頭は一体どうなってるんだ」。

あぁ言われちゃった・・。と思いました。いつか言われるかもしれないと、薄々感じ、怯えていた言葉をついに言われてしまった、と思いました。

黙りこくっている私に、父は腹が立ったようで、語彙はさらに激しくなりました。母が父に、私に関してこんなことを言っている、ということを、包み隠さず披露してくれました。

「あの子とは、付き合いにくいのよね」
「あの子と話してると、言葉を選ぶ。気を遣ってしまうの」
「あの子は、なんか壁があるっていうか・・そういうところ、苦手なのよ」
「あの子と会うとなんだか疲れちゃって」

むしろ私は、実家顔出さない方がいいんじゃないか・・と思いました。しかし父は、容赦ありません。母にそう思わせている、私のそういう性格やら態度は、間違っているから直すように、とのことでした。

ひどく落ち込んでしまいました。母が、私の陰口を言っている光景を想像すると、どうしても胸が苦しくなってきてしまうのです。友達が、陰で自分の悪口言ってることに気づいちゃったときのような、そんな感覚。しかも私は、それを家族から、親から言われてたなんて。

私の落ち込みは3か月続きました。実家に帰るどころじゃない。死にそうに辛かった。

話を聞いてくれた友達に、私は救われました。「気を悪くしたら、謝るけど・・それは、完全に毒親だと思う」。きっぱりとそう言ってくれた友達の言葉に勇気をもらいました。その言葉には、「あなたは何にも悪くない」そんな意味が感じ取れたから。

「兄や弟にとっては、毒親じゃないかもしれない。でも、私にとっては毒親。そんな毒親もいるんだ」と思いました。

私は少しずつ元気になってきています。その友達とは、今でも会います。そして元気をもらいます。「モヤモヤしてることは、口に出すとスッキリする。心の整理ができる。お互い、そうやって癒し合おうよ」。その友達も、毒親育ちでした。


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