嫌われ者の母親。子供への影響とその末路

「お母さんに似てるね」と言われるのが嫌だった。絶望的な気分になった。肯定感低く育ってしまった・・

自分に自信が持てない。人とうまくやれない。人から嫌われてる気がする・・。そんな人がいます。そのような人が、母親になるとどうなるのでしょうか。子供には、どんな影響があるのでしょうか。 ...

人からどんなに嫌われていても、だからといって、ダメな母親だということは、まったくありません。他人からどう思われていようと、自分にとって優しいお母さんなら、子供は幸せです。人からどんなに誤解されていても、いつも自分の味方でいてくれるような母親だったら、子供は慕い続けることでしょう。

しかし、そうならないケースがあります。それは、母親自身が「自分は嫌われ者だ」と思い込んでいる場合です。

実際に、そんな母親を持ってしまった人がいます。どんな母親だったのでしょうか。その人は、どんな生き辛さを今、感じているのでしょうか。

その胸中を語ってくれました。

母が、人からどう思われてるかなんて、私にはどうでもよかった。自分は嫌われ者だと思い込んでいる母。それが私の重荷でした。

私は子供の頃、「お母さんによく似てるね」と言われるのが、大嫌いでした。実際私は、顔かたちが母似でした。そして母は、美形でした。そう言われて私が喜ぶだろうと思って、周囲の大人たちはそう言ったのだと思います。

しかし、そんなとき私は、露骨に嫌そうな顔をしました。周囲の大人たちは笑っていました。笑いごとじゃなかったのに。

親が普通に好きな人は、親に似ていると言われたら、うれしいんだろうなと思います。だって、親が好きなんだから。自分が好きだと思っている人に、自分は似てるんだから。

しかし私は、すでに小学校にあがるかあがらないかの時から、それを言われるのが最悪に嫌でした。私はその時点ですでに、母に嫌悪感を抱いていたのだと思います。私は、自分があの母親から生まれてきたのだと思うと、いつでも暗い気分になりました。

なぜ私が、幼くしてそう思ったのか。それにはワケがありました。 [...]