ケチな母親。子供への影響とその末路

お金にせこい母親は子供を愛情不足にする毒母。今なお娘が感じ続けている生きづらさとは

ケチな母親がいます。そんな母親に、寂しい思いをしている子供も。どんな母親の言動が、子供に「ケチ」だと思わせるのでしょうか。そのような母親に育てられると、子供はどうなるのでしょうか。 ...

「とにかくケチな母親でした」。そう語る人がいます。

この人は言います。母親に不信感しかない、と。そしてこの人は、今でも、愛情不足による生きづらさに苦しんでいます。

その生い立ちを語ってくれました。

母は、とにかくケチな人で、自分が得することしか考えていないような人でした。

私は、自分の好きなものを買ってもらったことがありません。お菓子も、文房具も、洋服も。母は、安い物しか買いませんでした。何千円もするものをおねだりしたわけじゃない。でもたった10円違いなら、子供が欲しいと言っているもの買ってくれてもよかったんじゃないかと思う。

母は、いつでも「どれがいい？」とか私に聞いておいて、結局、似たような安いものとか、値引き品しか買ってくれませんでした。大げさだって人は言うかもしれない。でも、幼い私にとっては、毎回毎回、母から裏切り行為をされているも同然でした

私は、中学生の頃には、すでに母と一緒に買い物をするのが、大嫌いでした。一緒に行っても、かえって悲しい気分になるだけ。だから行きたくない。

そんな私は、どんなに友達に囲まれていても、いつもどこか寂しくて、満たされない気持ちを抱えている子供でした。その原因がわかったのは、それからずっと後のことでした。 [...]