お金のことしか頭にない父親。子供への影響とその末路

子供を育てるとは「損」すること？愛情不足で育った娘の悲劇

お金のことばかり考えている人がいます。そんな人が親になるとどうなるのでしょうか。子供には、どんな影響があるのでしょうか。 ...

お金のことしか、頭にないような父親。長くそんな父親に悩まされてきたという人がいます。この人が、親について、そして今もなお抱え続けているその生きづらさについて語ってくれました。

父は「お金が命」のような人でした。

父は、お金儲けの大好きな人でした。仕事熱心で、残業もよくしていました。収入が増えると、それを子供に自慢したりもしました。株も買ったりしてました。そして家ではケチでした。

父は、家族のためにお金を使うことは、「損」をすることであるかのような言い方をよくしました。私が欲しいと言ったものが、安いものだと「お前はイイコだ。安上がりだ」と上機嫌でした。高い物を欲しいと言うと、安いものに誘導されたり、買ってはくれなくなったりしました。

そんな父は・・・証券会社勤務でした。

父の頭の中は、仕事でも家でも「お金」一色。しかも、自分が得をすること、儲けることしか頭にない。

私は、父と話をしていて楽しいと思ったことが一度もない。そう、子供の頃から。父はお金の話ばかり。お父さんは、私には興味がないんだな、とずっと思っていました。

私が結婚するときにも、一番に聞かれたのは、彼の年収でした。一番心配していたのは、彼に自分の財産が取られるのではないかということでした。彼の人となりとか、私が彼をどう思ってるのかとか、そういうことには一切興味がなさそうでした。

それでも、結婚しちゃえば父とはそう会わないですむ。「付き合っていて、何のおもしろみもない父」。でも、私にはそんなことちっともかまわないことでした。

しかし、そんな父に、こんなにも精神的苦痛を与えられるとは・・。それは、ずっとずっと後のことでした。 [...]