まじめ過ぎる父親。息子への影響とその末路 (2)
自立したら、まじめ過ぎる父の束縛から逃れられると思っていたのに・・。 ...
結婚したときには、よく笑いよくしゃべる明るく朗らかな茶髪の妻が、父には気に入らないようでした。彼女と結婚したのは僕だ。おやじが気に入ろうが、気に入りまいが関係ない。なぜ文句を言われなくちゃいけないのかわからない。
子供ができたときには、子供の個性を大切に・・という僕らの教育方針が気に入らなかったらしい。ウチの息子にまで否定的な態度を取り、僕の実家には連れて行かない方がいいんじゃないか・・という結論に到りました。
公務員だから、法律に沿って働くことが使命だということはわかる。自分の仕事に誇りを持っているのも、悪いことじゃない。しかし、家庭にも、親子関係・人間関係にも、それを適応するから、こっちは息が詰まってしまう。
法律順守で生きている父に聞きたい。憲法で保障されてる言論の自由は? 僕にはないの?
父は最近になって、老いに不安を感じ始めているようでした。そしてやっぱり言い出しました。
「子供は親の介護をするべきだ」。
言うと思ってた!と思いました。妻に言いました。「しなくていいと思う」と。介護して欲しいなら、僕らのことを認めて、仲良くやろうとかしないとダメなんじゃないの? 「するべきだ」だけでは人間関係は進まない。そんな簡単なことがわからないおやじ。
思えば父は、お酒もたばこも、女遊びもしない人でした。おやじには趣味がない。人の相性とは、本当に不思議なもので、母は、そんな父に不満を持ったことがないらしい。まじめ過ぎるくらまじめな人。危なっかしいところがなくて、母にとって安心してられるいい夫だったのかもしれない。
でも、まじめ過ぎて、息子である僕にいつもイライラしているおやじを見るとき、「趣味のない父には、仕事から離れオフになる時間が、なかったのかも」と思う。父にもし、オフが充実できるような趣味があったら、もっと多様な考え方や価値観に触れ、柔軟な人になっていたかもしれない。
僕は、自分の趣味の世界を大切にしようと思う。少しでも興味のあることがあったら、それが何の役に立つんだろう?なんて考えずに、やってみて楽しむことが大事だと思う。
息子にもそう伝えたい。思春期に入り、僕とはそう口も聞かないけれど、僕が前向きに楽しく人生を謳歌していることで、その姿から息子が何かを感じてくれればいいと思う。
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