まじめ過ぎる母親。娘への影響とその末路

「私はまるで母の人形だった」。こうあるべきを押し付けてくる毒母。娘は自分らしさを失ったまま大人になり・・

まじめ過ぎる母親がいます。そんな母親に、悩まされている子供も。子供に「まじめ過ぎる」と感じさせる母親には、どんな特徴があるのでしょうか。その心理は？　問題点は？　そのような母親に育てられた子供は、どうなるのでしょうか。 ...

まじめであることは、決して悪いことではありません。まじな母親は、子育てもまじめです。それは多くの場合、子供にいい影響を及ぼします。

しかし、そうはならないことがあります。それは、母親がまじめ過ぎて、子供から自由や個性を奪っている場合です。

ここにもそんな人がいます。まじめ過ぎる母親に育てられ、長く生きづらさを感じ続けてきたという女性に、話を聞きました。

母は、あまりにまじめ過ぎました。母は、私にも、そして自分自身にも、まじめであることを要求し続け、結局、何も成し遂げられませんでした。

私は、物心ついたときすでに、「こうあるべき」を押し付けられるのが大嫌いでした。女の子だからこうあるべき・・それを言われるとイライラしました。母から、こうしなさい、こう言いなさい、と言われるたびに、ワーワー泣いたり、怒ったり、情緒不安定になりました。

私は思います。母はおそらく、私が記憶さえしていない幼いうちから、そのまじめさから私に「こうあるべき」を押し付けていたんだろうな、と。そうでなければ、あんなに情緒不安定な子供ではなかったはずだ、と。

母は、確かにまじめ過ぎるくらいまじめでした。いい母親でありたいとまじめに考え、まじめに子育てに取り組んだ母だったから、今の私がある。悪い面ばかりではなかったとは思います。

でも、その母のまじめさには、決定的な問題点があった。それが、私をずっとずっと苦しめていたと思います。それは・・ [...]