まじめ過ぎる母親。娘への影響とその末路 (2)
子育てにまじめ過ぎた母は、自分が頑張ってやってる子育ての結果を、日々私に求め続けていたと思います。子供なんて、親の思い通りになんて育つわけがない。子供には、子供の性格があるし、特性があるし、意志がある。他人が自分の思い通りになるはずないのと同じで、子供が親の思い通りになるなんてことないと思う。 ...
しかし、それが母にはわかりませんでした。私がこんなに頑張ってるんだから、娘はこうなるはずだと考え譲らない。あまりにもまじめ過ぎて、子供が意外な風に育ってしまったとき、それを楽しめない。喜べない。それが私には辛かった。
私は、学校では優等生でいなければならなかったし、近所の人にはいつも元気よく挨拶できる「いい子」でいなければなりませんでした。そして友達にも。みんなに好かれる人でいなければなりませんでした。
私は思います。私は、何も自信を失くす必要ありませんでした。でも、母がまじめに子育てすればするほど、私に求めるハードルもどんどん高くなり、自信を失くしてばかりだったと思います。
母はなぜ、あんなに子育てにまじめだったのか。私には、思い当たることがあります。母には、趣味がないのです。正確には「ない」わけじゃない。趣味を持ったり楽しんだりできない性格なのです。
ママ友とかに誘われて、パッチワークの会とか、木彫りの会とか、参加してたこともあったけど、母は必ず途中で投げ出しました。母は、決まってこう言いました。「○○さんは上手なの。でもお母さんは・・才能ないんだと思う」。人より下手だから・・そんな理由で、面白くなくなってしまう。だから、何もできないのです。
そんな母に育てられた私にも、「母と似たようなところ」があり、これまで、生きることを楽しめずにいました。でも、そういうのを「毒親の洗脳」というのだと知り、私は変わりました。今の私が、母に対して思うこと。それは「母は、まじめ過ぎて、何かを楽しむことを知らない人なんじゃないかな」ということ。
結果ばかり追い求めていたら、人生つまらないなと思う。頑張った結果、違う結果が出ても、それを楽しめばいいと思う。夢中になれることがあるのなら、人と比べて上手いとか下手とか気にせずに、楽しめばいいと思う。そして、自分も、それを心がけるようにしたら、少しずつ生きることが楽しくなってきました。
そんな母だったから、私にも厳しかったんだろうな、と思います。母は、今でも言っています。何か始めても上手くいかず、「お母さん、才能ないのよ」と。そして、暇でしょうがないので、私に干渉したがります。
そんな母の相手をすることは、とても危険だということが、今の私にはよくわかります。母は、私の世話を一生懸命焼きたがるけど、その分だけ見返りが欲しい、結果が欲しいと思うタイプ。そんな母が、私には重荷になる。だから母とは、これからもほどよい距離を探しながら付き合っていこうと思う。そう思えるようになった今の私は、以前の自分より、ひと周りもふた周りもきっと成長しているはず・・そう思って、自分に自信を持とうと思います。
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