調子に乗りやすい母親。その特徴と娘への影響

優しくするとつけあがる。要求レベルが高くなる。こんな毒母絶対嫌だ！

調子に乗りやすい人がいます。そんな人が母親になると、子供は大変です。「調子に乗りやすい母親」とは、どんな人なのでしょうか。そこには、どんな問題点があるのでしょうか。子供には、どんな影響があるのでしょうか。 ...

「すぐ調子に乗る母でした」。そう語る毒親育ちの人がいます。

その家庭の様子を、ご自身が抱えてきた生きづらさのすべてを、赤裸々に語ってくれました。

母は、ちょっと優しくしてあげると、調子に乗りました。もっともっと・・と私への要求が高くなっていく感じがありました。

私は、子供の頃から、人に優しくできないところがありました。

優しくしたくないわけじゃない。優しくしたいんだけど、何だかできない。それは、子供の頃からずっと私が感じ続けていた生きづらさでした。

私には、親しい友達がいませんでした。ちょっと仲良くなったりとかはします。でも、親しくなっていけばいくほど、相手を突き放したくなりました。それでいいと思っていたわけじゃない。もっともっと仲良くなりたいし、優しくしたいとも思ったし、優しくされたいとも思っていた。でもどうしてもできませんでした。

私はよく思っていました。「私はハリネズミみたいだ」と。

誰かを近づきたいのに、近づき過ぎると相手を傷つけてしまう。「ハリネズミのジレンマ」。ハリネズミの気持ちがよくわかるような気さえし、ハリネズミのことを思うとき、泣きたいような気分になったりしました。

なぜ、自分は素直じゃないのか。なぜ、人に優しくできず、むしろ逆のことを言ったり、やったりし、相手を遠ざけようとしてしまうのか。そのわけがわかったのは、ずっとずっと後のことでした。 [...]