完璧主義の母親。問題点と娘への影響

完璧主義の母親。問題点と娘への影響

「母親の理想通りの娘」を演じ続け、私はアダルトチルドレンになりました

完璧主義の母親がいます。そんな母親に、悩まされている子供も。完璧主義の母親には、どんな問題点があるのでしょうか。完璧主義の母親に育てられると、子供はどうなるのでしょうか。 ...

完璧主義の人は、少なからずいます。完璧を目指すことは、決して悪いことではありません。しかし、そんな人が母親になると、ちょっと困ったことになりがちです。

完璧主義の人が母親になると、自分の子供に完璧を求めがちになります。完璧主義の人は常に、「こうあるべき」という理想のイメージを持ち、それを目指しているところがあります。そのような思考回路の人が母親になると、子育てにもそれをあてはめるのです。「ウチの子にはこうあって欲しい」という理想像を描き、子供をその枠にあてはめようとしてしまいます。

子供は、母親の「こうあるべき」に、その個性を押しつぶされてしまいます。母親がよしとする「完璧な娘」を演じているような感覚に陥っていく人もいます。ありのままの自分が親から受け入れられ、愛されることがないため、自分を出すことができず、孤独や不安を感じがちになります。

そしてここにも、そんな人がいます。ある毒親育ちの人が、その生い立ちを語ってくれました。

母は、完璧主義者でした。

母は、何でも完璧でないと気が済みませんでした。いつも身ぎれいにしていました。部屋のインテリアにも凝っていて、いつもきちんと整理されていました。その一方で、ちょっとでも完璧でないと、投げ出すところもありました。

母は、食事を作っていても、完璧な出来栄えでないと、ひどく卑下したりしました。「失敗しちゃったのよ」と。私が「美味しいよ」と言っても、「これはダメ。失敗よ」とか言っていました。

そんな母は、私にも完璧を求めました。ちょっとでも私に完璧でないところがあると、注意されました。私は、母の期待に応えなければならないと、母の理想通りの娘を完璧に演じるようになりました。そして私自身も、完璧主義になってしまいました。

私には、ちょっとでもダメだとすぐ投げだしてしまうところがありました。絵でも作文でも工作でも、出来栄えが完璧でないと気に入らない。完璧じゃなくても、頑張った物とか、愛着のあるものとか、そういう感覚がありませんでした。

また私は、誰に対してもいい顔してしまうところがありました。世の中の人みんなから愛される完璧な私でないとダメだと思っていました。みんなから好かれるような私でいようとするから、あっちにもいい顔し、こっちにもいい顔し、結局誰からも信頼されないことに、私は気づけませんでした。

そんな私がついに壊れてしまったのは、母の何気ないひと言でした。 [...]


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