[実家にお金がない]アル中ダメ親からキャッシュカードを取り上げた（大騒動）

毒親介護問題。浪費癖のある実家の父が精神病院に入院。お金がない。さぁ困った・・

父が入院しました。入院した先は精神病院です。父はアル中です。夜な夜な酔っぱらって帰ってきて、妻やひとり息子に暴力を振るう人でした。それだけでも救いようのないダメ男なのに、父には浪費癖がありました。両親には、家も土地もない、その上貯金もない。父が入院している間に、母親と相談し、父からキャッシュカードを取り上げました。父は退院してきたけれど、取り上げられたことにまだ気づいていません。気づかれないようにうまいこと画策しました。 ...

ここで言う父とは、夫の父親。正確には「義父」ですが、ここでは父と書きます。

父は、アル中男でダメダメな家庭人だったのだけれど、１００％ダメ男だったのかと言えば、そうでもない。父は、現役時代は教員で、定年退職まで勤め上げました。教頭とか校長にはならず（なれず、が正しい？管理職向きでは明らかにない）、生徒さんたちからは慕われていたようで、卒業して何年も経つのに暑中見舞いとか年賀状とかよく届いていました。

定年退職した父には、退職金も相当額出た模様です。月の年金額は、約２１万円。母の厚生年金、月９万円と合わせると、はっきり言って我が家より多いです。家賃５万円のアパート暮らし。光熱費、食費、医療費などなど、それでも足らないはずがない。私たち夫婦の感覚からすれば、年金暮らししながら貯金ができるんじゃないかと思う。しかし母は「お金がない」といつもこぼしていました。

両親は、結婚して５０年以上経つのだけれど、なんとこれまでずーーーっと「お財布別々」だったようです。父は父のお給料やら年金で好き放題し、母は母の厚生年金やら勤めていたときの貯金で好きに買い物とかしていた毎日。はっきり言って、驚愕の事実でした。「あのアル中のお父さんだよ？　お母さんが財布握ってないとどーにもならないんじゃない？」。こんなときこそ冗談のひとつも言ってその場を和ませてくれる夫なのに、真顔でした。「だからどうにもなってない。破綻してる」。

父が４ヶ月間も精神病院に入院し、入院費払えるの？なんて話になり、父の通帳を覗いてはじめてわかりました。退職金も底をついていました。父は以前から、「俺の退職金は、全部酒に消えたんじゃぁ～」と豪語していたのだけれど、冗談だと思っていました。本当でした。飽きれて空いた口がふさがりませんでした。

母にもはっきり言って、空いた口がふさがりません。「お父さんがやったことだから知らない」と言わんばかりの１００％被害者顔。お酒とかギャンブル好きの夫を持っている人の中には、奥さんや家族がキャッシュカードを管理し、本人には現金を渡しているケースが多いという話を聞いたこともあります。しっかり者で、嫁の私に、あーだこーだといろいろ教えを説いていたあの母が、なぜそういうことしようと思わなかったのかわからない。

私は思いました。夫の実家をこのままにしてたら破綻する。こっちが実家の面倒を見なくちゃいけなくなる。しかし我が家にも余裕はない。月３０万円もの年金、我が家より収入多い家庭の面倒を、なぜこっちが見なくちゃいけない？　「お金なくなったから助けて・・」だなんて言われたら、私はブチきれる。「お金ないの、自分たちのせいでしょ！！」と怒りまくる。そうなる前に手を打たねば・・。

夫にはっきり言いました。「お父さんが入院している間に、あなた、実家の家計把握したら？　このままじゃ困るよって、お母さんに少し貯金させたら？」。夫は、即効実家に帰り、驚くべき働きを見せ始めました。通帳や光熱費の領収書などぜーんぶコピーして帰ってきて、ファイナンシャルプランナー真っ青なくらいの精密さで、実家の家計を表計算ソフト「エ〇セル」にまとめあげ、「食費は今後月〇円を目安にしてね」とか「いざというときのために、月５万円を貯金していこう」などと、母親と話をつけました。

問題は、父が退院してきた後、父にキャッシュカードを渡したままでは、入ってきた年金をまたすべて浪費されるということです。そこでこんな手を打ちました。 [...]

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