親の見栄。子供の発達障害を否定した毒母の末路

毒親と発達障害児の組み合わせは最悪の結果を招くと言われます

私には発達障害があります。実の両親は、そのことを知りません。 ...

私の母はしつけに厳しい人でした。学校の成績や、習字やピアノなどの習い事は、常にトップクラスでいるようにみっちりしこまれました。「いいお嬢さんに見えるように」と、私の着る洋服や髪型は、母の好み一色に染められました。学校の先生、近所の人、誰しもが私を「しっかりしたお嬢さん」と評しました。私は絵に描いたような優等生でした。

しかしその一方で、私はいつでも生き辛さを感じていました。私はどこかほかの人と違う気がする、自分がどんな人物なのかわからない、思春期に入ると、その感覚はドンドン大きくなっていきました。

その頃だったと思います。母に言われました。「あなたは２歳の頃、お医者さんから、頭に障害があるんじゃないかって言われたことがあるの。お母さんショックだったわ。そしたらお父さんが、この子には障害などないって言ってくれる医者が見つかるまで病院を何件でも回ろう、って言ってくれて、３件目でやっと正常だって診断してくれたお医者さんに巡り会えて。本当によかったわ～。お父さんって頼りになる人だなぁってお母さん、感動しちゃった」。

その話に違和感を覚えたことを、今でもはっきりと覚えています。「お父さんも、お母さんも、障害のある私は嫌いなんだな。私に障害があったら困るだな・・」。それは、優等生を演じ続けていた私のさらなるプレッシャーになりました。「優秀でいないと大変だ。そうでないと私はお父さんからも、お母さんからも愛してもらえなくなる・・」。

就職し結婚し家庭を持った後も、実家に帰るたびに、母からプレッシャーを受け続けました。ある日、ボーイッシュなショートヘアにイメチェンして実家に帰ったとき、私は母から「恥ずかしいから近所歩かないで」と言われ、その頃から、私は重いうつに陥りました。 [...]

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