押し付けがましい。めんどくさい父親

気にいらないとすぐ怒る。「変り者」「変人」となじる。子供に嫌われた毒親の末路

父は、気に入らないとすぐ怒る人でした。 ...

父は、よく私にお土産を買ってきてくれました。しかし、父のやり方は、押し付けがましく、私には迷惑でした。

母が夕飯の支度を今にも終えようとしているとき、父が買ってきたお土産は、大盛のカツ丼でした。目の前には、母の作った揚げたてコロッケがお皿に並んでいます。私は、カツ丼ではなく、コロッケが食べたかった・・。

「後で食べる」と言ったら最後、父は顔を真っ赤にして怒り出し、私のことを「かわいげのないヤツだ」と罵倒し続けました。母は、いつも父のご機嫌を取るだけ。その晩の夕食は、カツ丼になりました。

私は、父のお土産が怖くてたまりませんでした。その厚意を喜んで受けなければ、「かわいげがない」「ひねくれてる」「変わり者」などと悪く言われてしまう。私は、自分を守るために、どんなにお腹がいっぱいでも、気持ちが悪くなって後で吐いても、父のお土産の品を、「美味しいよ」と言って無理して食べようになりました。

そんな私も、思春期に入ると、父と激しくぶつかるようになりました。「ラーメンの出前、２人前取ったぞ」。勝手にふたり分注文し、私に食べろと強要する父に「いらない」。そんな私に父からは、容赦ない言葉が投げかけられます。「ひねくれ者」「変わり者」「頑固」「協調性がない」「社会性に欠ける」。 [...]

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