ＡＤＨＤはアンチエイジング知らず！ (2)

発達障害の人は、精神年齢が低く、実年齢の２／３程度と言われているそうです。私の実年齢を２／３にすると、約３２歳。私から醸し出されている雰囲気が３２歳なのだとしたら、周りの方の反応は、さしておかしくないのかも・・。若く見られ過ぎる、子供扱いされる、バカにされているようで不快、という私の悩みは、発達障害が原因なのではないか？！と思い始めました。 ...

思えば私は、大学を卒業し社会人になって半年ほど経った時、長かった髪をばっさりショートにして、周りを驚かせたことがあります。そしてその頃から、私は会社で、ニコリとも笑わなくなりました。私のように幼く見える人は、頼りなさそうに見えて、仕事のチャンスをもらえないと気づいたのです。

私は、外見とは裏腹に自立心旺盛で、「女性だから」という甘えを一切排除して男勝りにキャリアを積みたいと思っている人でした。ニコリとも笑わなくなって、私の会社での待遇は変わりました。ほかの男性同期と同じような仕事をさせてもらい、充実した会社員生活を送ることができました。

４０歳も過ぎると、そんな角も取れ、むしろ笑顔でいたいと思うようになりました。ニコリとも笑わない怖い雰囲気では、私がそこにいるだけで、若い人たちを威圧してしまうし、それがたとえ１度しか会わないような旅館の仲居さんであったとしても、お店の店員さんであったとしても、不快な思いをさせるより、周りを元気にする人でいる方が、自分の晩年の姿としてはいいな、と思ったから。そしたら、今度は、若く見られ過ぎて困る、という悩みが復活してしまいました。

５０年生きてきた私には、それなりに自分というものがあるし、自分なりの見識もある。「私、バカにされてる？」と感じられるようなシチュエーションは当然嫌です。かといって、社会人１年生のときのように、ニコリとも笑わない自分に戻るのも、なんだかな、と。そこで考えました。

伊達めがねをかけ始めました！　ちょっと吊り上がったフレームのシャープな印象になるフレームです。今のところ、露骨に「若いお嬢さん」扱いする人には会わずに済んでいます。

見た目と中身が釣り合わない。ＡＤＨＤの私には、物事の認知の仕方も、処理の仕方も、感じ方も、普通の人のそれとは違っていて、人と通じ合えなかったり、わかり合えなかったり、誤解されたりすることが、人より何倍も多いのかな、と思うことがあります。そしてそれもそのひとつなのかもしれません。

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