正月が憂鬱。年賀状の数を自慢する毒親

お正月が近づくとひどいうつ状態に悩まされます。 ...

父は金融機関で融資の仕事をしていました。毎年年始には、父からお金を借りている人、父からお金を借りたい人から、何百枚もの年賀状が届きます。

私は子供の頃からお正月が大嫌いでした。なぜなら父が必ずこう言うから。そして自分がひどく惨めな気持ちになるから。

「どうだお父さんすごいだろう。こんなに年賀状が届いたぞ。お前はどうだ？」

子供の私の年賀状の枚数が、父の枚数にかなうはずもありません。私はそれを言われるたびに、自分には友達が少ないのだ、と錯覚していきました。「お前は友達から嫌われているんじゃないか？」と父から言われそうで、ひどく怖かったことを今でもはっきりと覚えています。

私は、結婚し実家を離れた今でも、お正月が嫌いです。年賀状が怖いのです。

私は、無意識に年賀状で友達から嫌われていないか確認しているところがあります。自分が年賀状を出した人から、年賀状が来ないことが怖い。郵便受けを見るのが怖い。「あの人から年賀状が来てない・・」と元旦に落胆すると、その後何日も「今日は届くだろうか？」と不安な毎日を過ごすことになるのです。 [...]