嘘つき。約束破り。子供から信用されない父親

無責任。調子のいい父親に人生をボロボロにされた女性の末路

私は父親をまったく信用していません。それは私が５歳のときのことでした。 ...

あと半年で小学生になる秋のことでした。春から通う予定の小学校で運動会が開かれることになりました。その中には、今度小学校にあがる子供の種目がありました。ゴールまで走るとお菓子がもらえるとか、そんなものだったと記憶しています。

幼稚園の友達は、みな参加すると言っていました。私も父や母に行きたいと言いました。そして父は約束してくれました。「お父さんに任せとけ。必ず連れていってやるから」。

しかしその時点で、私は父を信用していませんでした。「本当かな。お父さんっていつも約束破るからな・・」。それまでの間に何があったのかは記憶していません。でも、私は５歳のとき既に、父をそんな風に見ていました。

案の定、私たち一家は運動会に遅れました。私たちが学校に着くと、幼稚園の友達がお菓子を持っていました。私はショックでその場で泣き出しそうでした。私は小学校にあがる前から、みんなに遅れを取ってしまったような気がして、ひどく落ち込みました。

父に文句を言いました。「だから早く行こうって言ったじゃない」。そうです。私は、１日中ずっとそう言っていました。父がショールームで車を見たり、母が買い物をしたりしているその傍らで、私は「ねぇまだ行かなくていいの？」「間に合うの？」としきりに聞いていました。

「やっぱり間に合わなかったじゃない」。いつまでも怒っている私に、父が「しょうがないだろ」と怒りだし、母も「しつこいわよ」と私を叱りました。いくら怒られても、納得できませんでした。 [...]