子供の「おどおどする」。その心理と対処法 (2)
親から虐待されているなど、家庭で辛い目にばかりあっている子供もおどおどします。親にそのつもりはなくても、子供のことを否定してばかりいると、子供は親から嫌われてるんじゃないかと不安になります。いつ嫌なことをされたり言われたりするかとビクビクし、おどおどしてしまいます。 ...
子供は、耐えられないほどの強い刺激を受けると、それに過敏になります。人から否定的な態度ばかり取られていると、そのような人の態度に過敏になっていきます。他人が「このくらいのことで?」と言いたくなる程度のことにも、過敏に反応し、おどおどしてしまいがちです。
おどおどする性格の子は、元々そうであったわけではなく、辛い経験が重なって、そうなっていったということが大半なのです。
子供がおどおどしているときには、どう接するのがいいのでしょうか。
子供がおどおどしているときには、理由を聞くよりも、「おどおどせざるを得ない理由があるに違いない」と思いやりを持って接し、子供を安心させてあげましょう。なぜおどおどしているのかを尋ねることは、悪いとではありませんが、何を言っても否定されるに違いないと感じ、すでにおどおどしてしまっている子供に、それを尋ねても上手く答えられず、かえってプレッシャーを与えてしまうことになります。
それよりは、「おどおどしなくてもいい環境」を整え、子供の心をほぐし、安心させてあげることが大切です。そのときには、徹底して子供に、肯定的な態度を取ると早く回復することができます。自分が否定されないことがわかったら、子供は安心できます。おどおどしなくてもすむようになるのです。
ちょっとしたことでも、子供をほめましょう。言葉で伝える以外にも、ニッコリ微笑んだり、アイコンタクトしてうなずいてあげたりするだけでも、肯定していること・好意的であることが子供に伝わります。
もしも子供が、肯定できないことをしていたら、そのときにはどうしたらいいのでしょうか。優しく手を取って、笑顔で制止し、他のことに誘ってあげる、というのが、おどおどしている子供にはベストな対応です。
たとえば、机にいたずら書きをしているなら、優しく名前を呼びながら、そっと手を添えて制止をし、これに書いたら?と紙を渡したり、「ちょっと手伝ってくれる?」とその場から離れるように促したり、「おやつ食べようか」と別のことに誘ってあげてください。
子供の「おどおど」は、周囲の大人の「思いやり」が大切です。おどおどせざるを得ない子供の気持ちを考え、1日も早く、辛い心持ちから救ってあげようと思ってあげてください。そのような態度が、子供の気持ちを解きほぐし、子供に自信をよみがえらせます。
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