自分のことばかり話す父親。心理と対処法
子供に自分の話ばかりする父親
子供に自分のことばかり話す父親がいます。そんな父親にうんざりしている子供も。自分の話ばかりする親は、なぜそうなってしまうのでしょうか。その原因は? 心理は? そのような親に育てられると、子供はどうなるのでしょうか。性格は? 影響は? それには、どう対処すればいいのでしょうか。 ...
自分のことばかり話す人がいます。
そのような人は、自分がしゃべってばかりで、人の話を聞きません。話が一方的で、「会話」「対話」になりません。おもしろいか、おもしろくないかに関わらず、ずっと話を聞いてあげなくてはならなくなります。そういう人に限って、ちゃんと相槌を打ってあげたりしないと、怒り出したりします。こっちは、ただただ疲れるだけです。
そんな人が親になると、子供は大変です。
子供は、親の話の「聞き役」にさせられてしまいます。親に自分のことを聞いてもらう機会が乏しいために、自己肯定感が低くなります。人に合わせることはうまくても、自分でどうしたいのかはわからない、など、自己主張が苦手な大人になってしまいます。
自分のことばかり話す親は、母親にも、父親にもいます。しかし、そこにはそれぞれ、特徴があります。
自分のことばかり話す母親は、子供に共感を求めがちです。一般的に女性は、男性より共感性に優れると言われます。人に同情したり、同調したりすることが得意な「共感性の優れた人」は、人からの共感も求めます。
世の夫たちによく言われることのひとつに、妻の話を聞くときには、反論したり、意見したり、アドバイスしたりするのではなく、ただ聞いてあげること(共感してあげること)、というのがありますが、母親が「自分の話ばかりする」タイプの場合、子供が、同じような態度を求められることになります。
一方、父親が「自分ことばかり話す人」だった場合には、さらに厄介です。そのような父親は、自分の自慢話や武勇伝を子供に聞かせたがります。子供は「すごいね」などと、おべっか使いにならざるを得ない状況に置かれます。
また、一般的に男性は、女性より議論好きな特性を持っています。自分の話ばかりする父親は、子供に対して、いかに自分が正しいのかを主張したがります。子供の言い分も聞き、その意見も尊重できる人なら、子供と議論したって何も問題ありません。しかし、子供相手にそれをしたがる人は、とかく「子供に勝ちたいだけ」だったりします。子供を言い負かして得意になっていたりします。
子供は、いつでも「叶わないです」と父親に屈服させられます。自分には親は越えられない、と知らず知らず思い込まされます。ひどく自分に自信のない大人になるか、父親が邪魔で仕方なくなるかです。いずれにしても、相当なストレスが子供にたまります。
「自分ことばかり話す親」に育てられている子供に共通しているのは、子供が寂しい思いをしているということです。親の話を聞くだけ、同意させられるだけ、親が正しいということを認めさせられるだけ。自分の話は聞いてもらえません。
それだけではありません。子供には、その人格形成にさえ影響が及ぶような「それ以上に辛いこと」があります。 [...]
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