ACの特徴!過剰な責任感の原因と直し方

ACの特徴!過剰な責任感の原因と直し方

AC(アダルトチルドレン)の人の特徴のひとつに、「過剰な責任感」があります。なぜ、ACの人は、責任感過剰になってしまうのでしょうか。その原因は? 心理は? どんな親が、子供に「過剰な責任感」を植え付けてしてしまうのでしょうか。それを直すことはできるのでしょうか。 ...

アダルトチルドレンの人には、自分の責任ではないことにまで、責任を感じてしまうことがあります。人の機嫌が悪いと、自分のせい?と責任を感じ、自分まで暗い気分になってしまったりします。ツキがなくて試合で負けただけなのに、「自分のせいだ」とひとりですべての責任を背負い込んでいたり、ひどい場合には、天気が悪いだけで「自分の日頃の行いが悪いからだ・・」と思い込んだりすることもあります。

このように、「責任感過剰」は、ACの人の生きづらさの原因でもあります。

どのような親に育てられたACの人が、「責任感過剰」になりやすいのでしょうか。

たとえば、不機嫌になりやすい親。親の機嫌が悪いと、子供は不安になります。「自分のせいかな」と考えます。自分が悪い子だからだと、イイコになろうとしたりします。すると、親の機嫌が直ったりします。子供は、親の機嫌が悪いとすぐ「自分のせいだ」と考えるようになります。

ここで重要なのは、機嫌を悪くしている原因が子供のことでなかったとしても、子供を追い詰めている、ということです。親が子供に「あなたのせいじゃないよ」ときちんと説明しない限り、子供は「自分が悪い子だからだ」と考えがちです。不安なあまり、親の機嫌を取ろうとしてしまいます。こうして、責任を感じなくてもいいことにまで、「きっと自分のせいだ・・」と責任を感じてしまうアダルトチルドレンになってしまいます。

そのような生い立ちの人は、人の気分や顔色に振り回されがちにもなります。学校に行けば、友達の顔色ばかりうかがっています。社会に出れば、上司の機嫌によって、自分の気分がよくなったり、落ち込んだりしてしまいます。「自分のせいだ」と、感じなくてもいい責任を感じ、なんとかしようとし過ぎてしまいます。

このような状態は、「他人の感情に責任を感じている」状態と言われます。人が怒るのも喜ぶのも、その人の中で起こっていること。しかし、そのようなACの人は、「自分が怒らせている」「自分が喜ばせてあげなくちゃいけない」と他者の感情に責任を感じてしまいがちです。そのために、人の気分や感情によって、自分の気分までもよくなったり悪くなったりもするのです。

このほかにも、子供に「過剰な責任感」を植え付ける親には、次のようなタイプの親があります。

すぐ怒る親。怒りっぽい親は、子供を責任感過剰にします。誰しも、怒っている人を見るのは嫌なものです。その場を早く収めたいと思うものです。子供は、自分に非がないのに、「ごめんなさい」と言って、親をなだめようとしたりします。

子供をアダルトチルドレンにする親は、そんなとき、子供が、親をなだめるために無理して謝っていることに気づきません。子供がすんなり謝ってくれるのをいいことに、気に入らないことがあれば、怒りをぶちまけ、子供に謝らせ、満足するようになります。

子供は「自分が謝っておけば、家庭内が平和になる」と、「僕・私が悪かった」と悪者を進んで買って出るなど、「大人の対応」をするようになります。こうして、親にとって都合のいい役割を押し付けられ、「本来の自分」がないまま大人になってしまったアダルトチルドレンが出来上がるのです。

また、こんな親の発言も、子供を責任感過剰にします。 [...]


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