子供を理想通りに操る親【ac家庭の実態】

子供をアダルトチルドレンにする親の特徴に、「子供を自分の理想通りにしたがる」ということがあります。なぜ「子供を自分の理想通りにしたがる親」は、子供をＡＣにしてしまうのでしょうか。そこには、どんな問題点があるのでしょうか。そのような親が原因のＡＣからは、どうしたら回復できるのでしょうか。 ...

子供を自分の理想通りにしたがる親がいます。そんな親の元に生まれ、ＡＣとなり、苦しんでいる人も・・。

子供を自分の理想通りにしたがる親は、子供をＡＣにする典型のような親です。

子供を自分の理想通りにしたがる親は、あーしろ、こーしろと子供に対して、口ウルサイ傾向が顕著です。また「こうするべき」といった言い方が多く、親の考え方や価値観を一方的に子供に押し付けます。押し付けるだけならまだしも、子供の考えや感じ方を「間違ってる」と否定するため、子供は自信を失くします。

また、子供をＡＣにする親は、心理操作がたくみです。子供が親の理想通りのときには子供をかわいがり、そうでないときには、機嫌が悪くなったり、冷たくなったりします。子供は、親の理想通りに生きるしかなくなっていきます。このような状態は、「親の洗脳」とも呼ばれます。

そのような親に育てられた人は、子供の頃から親に合わせて生きてきているため「自分」がありません。自分のしたいことをし、言いたいことを言うことができない環境で育ってきているために、いざ思春期になっても自我が未発達なままです。

このような親に育てられたＡＣの多くの人が、「自分がわからない」「生きていて楽しくない」「自分が空っぽな気がする」といった生きづらさを感じます。親のために生きてきているような状態であるため、「自分の人生を生きる」ということの意味さえわかりません。

また、いざ「自分の思い通りに生きてみよう」と思っても、それを応援してくれたり、味方になってくれる「親」がいないため、八方ふさがりな気分になってしまう・・という現実にもぶつかります。

子供をＡＣにし、生涯苦しめる「子供を理想通りにしたがる親」。そこには、こんな心理が隠されています。 [...]