【自分で治すac】両親ともに問題のある家庭
子供をアダルトチルドレンにする親、「毒親」。毒親は、どちらか片方だけでも辛いのに、ACの人の中には、「両親とも毒親」という悲惨な人が少なくありません。両親ともに毒親の家庭には、どのような特徴があるのでしょうか。そこにはどんな問題が隠れているのでしょうか。そのような環境で育つ子供は、どうなるのでしょうか。 ...
父親か母親、どちらか片方に問題あったら、 子供が必ずACになるかといえば、そうでもありません。もう片方の親がしっかりしており、子供を守ってくれさえすれば、子供はACにならずにすみます。
しかし、多くの場合、そうはなりません。そのような家庭で子供を守ろうとすることは、その親にとって、子供に悪影響のある配偶者と対立することになります。それを嫌がり、夫婦関係を円満に保つために、子供を犠牲にしている親は決して少なくありません。
しかも、そのような家庭では、子供は2重に苦しみます。明らかに「問題アリ」の親のことは嫌いになれても、自分をかばってくれない親のことは、なかなか嫌いにはなれません。「仕方がないんだ」「自分が我慢するしかない」と、考えるようになります。しかし実際には、子供に悪影響がある「明らかな毒親」も問題アリなら、その毒親から子供を守ろうとしないもう片方の親も、十分「問題アリ」なのです。
それとは違う「両親ともに毒親」家庭もあります。それは、「毒親的価値観が一致している夫婦」。子供にとって、こんなに最悪なことはありません。
たとえば、両親揃って「親は、子供より偉い」と思っている家庭。たとえ父親がそのような歪んだ考えの持ち主でも、母親がそうでなければ、子供はまだ救われます。しかし、両親揃ってそう思っていると、子供は完全に「自分は親より下の人間だ」「一生親に頭があがらない存在だ」と思い込まされてしまします。
たとえば、両親ともに「子供は、親に尽くすべきだ」と考えている家庭。子供には子供の人生があるのに、自分の価値観で、自分らしく生きることが許されません。しかも、父親からも母親からも、「お前の考えは間違ってる」「不義理だ」「親不孝だ」「誰のおかげでお前があると思ってる」などと言われれば、子供は、自分の考えが間違っているのではないかと錯覚してしまいます。
そのような家庭では、子供が孤立します。家が楽しくなかったり、ストレスを感じていたり、居場所がなかったり、親に違和感を感じつつつも、子供はそう感じている自分が間違っていると感じます。毒親同志、意見や気が合っている親の元に育つ子供は、自分の方が「異質」であると誤解させられてしまうのです。このような状態は、「親の洗脳」とも呼ばれます。
そのような家庭が原因がACからは、どうすれば回復できるのでしょうか。ぜひしてみて欲しいことがあります。 [...]
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