子供の気持ちや感情まで否定。口うるさい母親

「自分が間違ってる気がする」・・それは過干渉な母親が原因だった！

口うるさい母でした。 ...

忘れもしないまだ小学校にあがる前のことでした。母とお絵かきをしていました。紙の下の方には、小さなおうちと大きな木。そして右上に黄色のクレヨンでおひさまを書きました。母がすかさず言いました。「赤にしなさい」。私は言いました。「おひさまは、黄色に見えるもん」。母が言いました。「赤よ、普通太陽は、赤で書くの」。それ以来私は、お絵かきをするときには、いちいち「これは何色にすればいいの？」と母に聞くようになりました。

母は、私の「感じ方」によく口を出す人でした。私は幼くして、自分の見え方・感じ方に自信が持てなくなったのだと思います。私は、あらゆることに対して正しいのか間違っているのかをはっきりさせていないと、不安で仕方なくなる子供でした。

算数のように正解がはっきりしているものは得意でも、絵や工作は苦手でした。文章はうまく書けても「楽しかったです」とか「悲しかったです」といった自分の気持ちが書けません。間違っていそうで怖いのです。作文や図工の作品に、正しいか間違っているかなんてないのに。 [...]