【毒親育ち】「人との距離感がわからない」の治し方 (2)

間違った親子の距離感

子供をひとりの人間として、その個性や人格を尊重して接してくれる親と、その子供の〇は、同じ大きさのふたつの〇。親子の〇は重なり合っていますが、子供が成長していくにしたがって、重なっていない部分が大きくなっていきます。 ...

そのような人との関係を知らずに育つ毒親育ちの人は、すべての人間関係において、相手の〇の中にすっぽり入り込んでしまっているかのような異常に近い人間関係か、親しくなりたくても「永遠に遠いふたつの〇」のまま。孤独な気持ちを味わい続けることになります。

「人との距離感がわからない」の対処法

人との距離感がわからない、と思っていらっしゃる方へ。いつからでもそれは身に着けることができます。そして、嘘のように生き辛さから解放されます。

「人との距離感がわからない」の治し方

自分の知っている人を、分類分けしてみましょう。自分の〇を中心に据え（自分を中心にするのが重要です！）、その人が、近い場所にいるのか、遠い場所にいるのか、どのくらいの位置の人かな、と配置してみます。よくわからなければ、「どの辺にいて欲しい人か」という自分の希望でもいいです。毒親育ちの人なら、「親」は、一番遠い位置。「かやの外」になるはずです。すぐに結論がでなくても大丈夫です。それを意識するだけでも大きな意味があります。

遠い位置にいる人のことは、あまり気にせず、会っていないとき以外は考えないようにしてみてください。考えそうになってしまったら、「自分には関係ない人だな！」と断ち切ってしまいましょう。「私は毒親問題で大変なんだ。あの人のことを考えている暇があったら、自分を大事にしよう」でもいいです。

正しい人との距離感

親に苦労してきている人は、誰かのために自分を犠牲にすることを厭わない、優しい人が多いのが特徴です。そんな人にとってこの方法は、自分が冷たい人間になってしまったように感じられるかもしれません。そんなときには、遠い距離にいる人のことに割いていた自分のエネルギーや「愛」を、自分の近くにいる人へと注いでみよう、と思ってみてください！　それが「人との距離感が正常」な状態なのです。

先頭へ戻る