キレやすい子供。癇癪、ヒステリーの心理と治し方

「キレやすい」「癇癪持ち」「ヒステリー」は、親から虐待されてきたなど、毒親育ちの人によく見られる性格です。どのような親が、キレやすい子供にするのでしょうか。癇癪やヒステリーを治す方法はあるのでしょうか。 ...

感情のコントロールができなくなる人

気に入らないことがあったり、自分の思い通りにならないことが起きたときに、まるで発作でも起きたかのように、激高したり、わめき散らしたり、暴力的になるなど、感情のコントロールが効かなくなる状態を、「癇癪」「ヒスを起こす」と言ったりします。

「キレやすい」の原因

このような性格は、もともと短気なタイプだから、といった理由もありますが、それ以上に生い立ちも関係しています。子供の話を聞かない親や、頭ごなしに子供を否定する親、根気よく子供と接することのない親に育てられると、癇癪持ちやヒステリーになります。

親が原因のヒステリー。癇癪

子供は、幼いうちには、自分の思っていることを言葉にすることも、思い通りいならないことが起きたときに気持ちを整理するようなことも、うまくできません。そんなときそばにいる親が、子供の意をくみ取り、うまく伝えられるように手助けしたり、根気よく接することはとても大切です。そのような体験の中から、子供は成長とともに少しずつ、自分の思い通りにならないときにも、根気よく相手に自分の思っていることを伝えようとしたり、相手の言い分を聞けたりするようになっていくのです。

子供の話を聞かない親

しかし、子供の言っていることに耳を傾けようともせず、頭ごなしに子供の言っていることを間違っていると決めつけたり、「ダメなものはダメ」と一方的に否定するような親と毎日一緒に暮らしていると、子供は、そのような学習ができないまま大きくなってしまいます。子供の中には「わかってもらえない」という不満や、「どうせ言っても無駄だ」という無力感、ストレスだけが溜まっていきます。自分の思い通りでないことが起きたときにも、相手と話し合う、根気よく説得してみようとする、といった気も起こらず、イライラが爆発してしまいます。 [...]

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