しつけ虐待。その実態 (2)

しつけ虐待。その実態 (2)

子供は次第に、「自分のしたいこと」ではなく、親の期待通りに動くようになります。そのような子供はとかく、先生や周囲の大人からの「受け」がいいため、子供が窮屈な思いをしていることに気づいてもらえません。親の顔色をうかがいながら生活しなくてはいけない状態は、「虐待」以外の何物でもありません。 ...

子供に自由を与えない親

テレビやゲーム、漫画を禁止する、あるいは、親の気に入っているものしか許可しない。好きな友達と遊ばせない・・。子供に「害」があると少しでも感じられたものを、子供からすべて遮断することを「しつけ」だと勘違いしている親がいます。そのような親に育てられた人の多くは、「子供時代に楽しい思い出がない」と言います。それもそのはずです。「子供らしく生きる」権利を、親から奪われているからです。

このような親の多くは、子供にいいことをしていると信じ切っています。そのため、「それはやり過ぎだ」とわからせることは、本人に聞く耳がない限り非常に難しく、子供がなかなか救われません。

しつけ虐待を受けた子供の共通点

厳しいしつけをする親は、周囲のおとなから「教育熱心ないい親」と評価されることも多く、子供は混乱します。親の態度に息苦しさを感じつつも、その一方で「親のしていることは間違っていないに違いない」と思い込まされるからです。

怖ろしいのは、その結果です。自由に感じ、思ったことを言う自由を奪われてきているにも関わらず、子供は親のことを、自分のためを思ってしてくれたことなんだ、と感謝すらしてしまうことがあるのです。そのような洗脳下にあると、子供は、自分の感じている生き辛さの原因がどこにあるのかなかなか気づけず、その生き辛さを一生抱え続けることになっている人も少なくありません。


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