好きなものを否定する親。子供への影響と対処法

子供の好きなものを否定する親がいます。そんな親が、うっとおしく感じられている子供も。好きなものを否定する親には、どんな特徴があるのでしょうか。その心理は？　共通点は？　好きなものを親から否定されて育った子供には、どんな影響が残るのでしょうか。 ...

子供の好きなものを否定する親がいます。「子供に好きなことばかりさせていられない！」と考える親の立場の人もたくさんいることでしょう。

確かに、子供が好きなものの中には、過剰摂取で害になるものがあります。スナック菓子やジュースだけではありません。テレビやスマホ、ゲームも。やめさせる必要があるときには、止めなければなりません。しかし、その言い方ややり方には工夫が必要です。

子供の「それを好きだ」と思う気持ちまで否定するような言い方や叱り方は、やめましょう。それはなぜでしょうか。どんな言い方・叱り方が、それに該当するのでしょうか。そのような言い方・叱り方をすると、子供にどのような影響が出るのでしょうか。

そのような叱られ方をすると、子供はそれを「嫌いにならなくちゃいけない」と考えます。それが好きなままだと、親に嫌われるかもしれない、と不安になったりもします。何かを好きだと感じることに、罪悪感を感じるようになります。

子供は、自分の感覚を信じることができなくなります。本当は好きなのに、嫌いにならなくちゃいけないと思ったり、本当は嫌いなのに「好きにならなくちゃいけない」と無理をするようになります。「自分の気持ちに正直でいる」ということができなくなります。

それだけではありません。 [...]