子供に好きなことをさせない親。影響と治し方

子供に好きなことをさせない親がいます。そのような親には、どんな特徴があるのでしょうか。その心理は？　問題点は？　そのような親は、子供にどんな影響を与えるのでしょうか。 ...

親の中には、子供の興味や資質を考えず、親の意向だけで、親のさせたい習い事やスポーツを子供に強要する人がいます。そのような親に育てられた子供は、好きなことに思いっきり没頭し、充実感や達成感を得ながら成長できるはずの子供時代に、興味のないつまらないことにばかり、貴重な時間を費やすことになります。

また、当然のように「大学まで進むもの」としてしまうなど、将来の道を勝手に決めてしまう親も相当数います。そのような親に育てられた子供には、自分の将来を自由に思い描く時間がありません。自分の好きなことや得意なことを、自分で見つける必要がなくなるため、意欲もなくなります。大人になることがつまらないことに感じられたり、将来に希望が見いだせなくなります。

「子供に好きなことをさせる」ということを、ほっておくことだと勘違いしている親もたくさんいます。子供に好きなことをさせるということは、すべてを子供任せにすることとは違います。好きなことだけをさせていたら、子供は１日中テレビかスマホかゲームだけ、ということになるでしょう。それでは逆に、あるはずの可能性を潰してしまうことになります。

子供が、その特性を伸ばせるようにすることは、親の大切な役目のひとつです。そしてそれが何なのかを、見つけるのも親の重要な役割です。幼いうちから、それが十分できている親の子供は、それが部活や進学先の選択へとつながり、ひいては将来の職業選択へも生かされていきます。

そのような経験が希薄な子供は、自分に自信を持つこともできません。自分という人間が、何が得意でどういう個性の持ち主なのか、それが明確にならないような子供時代しか送ってきていない人は、思春期に入り、自我未発達の問題さえ抱えることになるのです。

それでは、親はどうすればいいのでしょうか。 [...]