子供に体罰してしまった!その対処法 ~トラウマを残さない方法~ (2)
親から手をあげられると子供が傷つくと考えている人が多くいます。しかし、子供が傷つくからといって、子供のしていることを止めなければならないときに、それをしないのは、親として無責任です。 ...
子供に手をあげてしまったときには、なぜそうしてしまったのか、ということを、冷静に子供に話しましょう。子供とふたりきりになって、向き合い、子供の手を握りながらなど、「今は怒っていない」「あなたと話がしたい」という気持ちが伝わるようにしましょう。少し声を抑え、ゆっくり、子供に語りかけるようにしゃべるといいでしょう。
そして、手をあげたことについて子供に謝りましょう。「それ(子供のしたこと)はいけないことなんだと、わかって欲しかった。だけど、叩いたのは、お母さん・お父さんが間違っていた。ごめんね」と率直に謝りましょう。
その上で、子供の「いけなかったこと」についても、冷静に話をしてください。親が謝りっぱなしになる必要はありません。「それはいけないことだったんだよ」と伝え、子供に「ごめんなさい」を言うチャンスをあげましょう。それが言えたときには、ごめんなさいが言えたことを褒めたり評価し、ニッコリ笑ってあげて欲しいと思います。
たとえ子供に手をあげるようなことがなくても、そのような密な親子の対話がない子供は孤独です。子供に手をあげたことは間違いだった、でもそれをきっかけに子供との絆が強くなった・・子育てにはそんな瞬間もあるのです。
今後もし、思わず手をあげてしまいそうになったときには、くるっと後ろを向いて深呼吸をするとか、水を飲むとか、トイレに行ってくるとか、ひと呼吸を置きましょう。「ここでタイム。続きはちょっと時間をおいてから」と子供に宣言してもかまいません。
いくら謝ればいいとは言っても、それを繰り返したのでは、子供からの信頼を失います。子供は親が思っているよりも、ずっとずっと親のことをよく見ています。一度は手をあげたものの、2度としないように気を付けている姿からも子供は多くを学びます。間違ったことをしたときには、何よりも率直に謝ることが大事なこと。謝ったら、許されるということ。そうやって人と人とはより深く理解し合い、つながっていくのだということ。そして何より、「いい親になるための努力」をしている親の姿から、自分だって!と、子供は向上心を持てるようになります。
日々いい親でいられるように心がけ、その努力を惜しまない親の姿から、子供は、計り知れないほどの勇気と希望をもらっています。
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