子供の叱り方。注意の仕方 ~子供を傷つけない方法~
親から叱られたり、注意されたことがない、という子供が増えています。それはなぜなのでしょうか。そのような子供には、どんな問題が起こるのでしょうか。子供を傷つけずに、叱ったり注意をするにはどうしたらいいのでしょうか。 ...
子供に限らず大人でも、人から叱られたり注意されるとことは、いい気分ではないものです。それが身に覚えのないことだったり、誤解からくるものであったら尚更でしょう。
だからこそ、親は子供を叱ったり注意することが怖くなります。それをすることで、子供を傷つけないかと心配になります。口うるさくなることで、子供から嫌われたり、子供が心を閉ざすようになるのではないか、と考えます。
親が子供を叱ったり注意することを躊躇していると、子供にどのような影響があるのでしょうか。
多くの親が、子供を傷つけたくない、子供にトラウマを残したくない、と臆病になっています。その一方で、親から叱られたり注意されたことさえない子供が、何の免疫もないまま社会人になり、社会人生活にうまく適応できないケースも増えています。
親から、叱られることなく育ってきた子供は、叱られたり注意されることに「慣れていない」状態で育ちます。慣れていないために、叱られたり注意されたことを、大げさに、あるいは深刻にとらえがちになります。また、「叱られる」「注意される」という経験が少ないために、それへの対処方法を学ばずに大きくなってしまいます。それをどう受け止め、どう立ち向かえばいいのかがわからず、キレやすくなったりします。
そして、親から叱られたり注意されない子供は、実は孤独でもあります。多くの親が、口うるさくすることで、子供から嫌われるのではないか、子供との信頼関係を損なうのではないか、と心配している一方で、子供は、親から叱られたり注意されないことで、寂しく感じていたりもするのです。
親から叱られたり注意されない子供は、「親が自分に無関心だ」と感じます。子供には、悪いことだと知っていてそれをしたり、悪態をついたりすることがあります。それは、自分が親から関心を持たれているのか、愛されているのかを、確認する・試す(テストする)心理の現れです。親から注意されたり叱られたい・・そうまでして親から注目されたい、親の愛情を確かめたい・・それが子供の心理なのです。
また、親からあまり叱られずに育ってきた子供は、親との関係が希薄でもあります。親が、叱るべきときに子供を叱らない態度は、「見て見ぬふり」とも言えます。そのような親子は、本音で向き合ったり、突っ込んだ話をする機会が少なく、子供も困ったことがあったときに、親に話したり、相談したりできません。
注意されたり、叱られたりすることなく、一生を終える人はいないでしょう。スーパーで買い物をしているだけで、知らず知らず「何か」しており、人から注意されることは、大人にだってあるかもしれません。社会人になれば、上司やお客様からお叱りを受けることは必ずあります。叱られてもヘコまず、受け止め消化し、自分の成長の糧にできるような人に育てることは、子供の人生を豊かにすることでもあります。
そのような人に育てるためにはどうしたらいいのでしょうか。そのためには、親は、子供をどのように叱り、どのように注意すればいいのでしょうか。
たった2つのことを守るだけで、子供を傷つけることなく、しっかりと子供を叱ったり子供に注意を促すことができるようになります。 [...]
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