挨拶のできない子供。心理と対処法 (2)
まずは親から
親が率先して家族や周囲の人に挨拶をしましょう。子供はそれを見、どんなときに、どんな挨拶をするものなのかを学びます。おはようや、こんにちは、だけでなく、何かしてもらったときに言う「ありがとう」も大切です。 ...
その場で
徐々に、子供にもあいさつを促しましょう。どんなときに、どんな挨拶をするものなのか、頭でわかっていることと、自分ですることとは別のことなのです。親から促されなければ、子供は「大人になってからやればいいことだ」と誤解する可能性さえあります。
子供に挨拶を促すときには、「その場」「1回だけ」で鉄則です。できなくても、しつこく言わせようとする必要ありません。「次はできるかな」とだけ考えましょう。
楽しいことの前に
挨拶の苦手な子供には、「いただきます」から始めるのがオススメです。食べ始める前に「いただきますは?」と促したり、「みんなで言おうね」と家族そろって「いただきます」を言いましょう。上手に言えても、言えなくても、楽しく食事をしましょう! 「いただきます」の挨拶を、楽しいものだと感じることができます。
子供が小さいうちから
あいさつは、子供が幼いうちから、促しておくことが大切です。大きくなり、親からあれこれ言われることを嫌がるようになってから、「挨拶しなさい」と親から言われることほど、子供にとってうっとおしいことはありません。
小学校へ入る前、まだ無邪気なうちから。かたことでもいいのです。「おはよう、は?」「こんにちは、言えるかな?」と促すのがベストです。
結果を求めない
促しても子供が応じないと、親が諦めてしまったりしますが、それは諦めていいことではありません。また、意味のないことでもありません。挨拶できなくても、子供は、促されたことだけは覚えていたりします。「いつか言えるようにならなくちゃ」と思っていたりします。それが大事なのであり、それだけでも意味のあることなのです。
完璧を求めない
子供は、できたりできなかったり・・を繰り返しながら、いろいろなことが上手にできるようになってきます。この前は言えたのに、今度は言えなかった・・そんなことがあってもいいのです。
親が子供に完璧を求めると、子供にはそれが義務だとしか感じられなくなります。それでは、挨拶を人と交わす心地よさを子供に知ってもらうという、本来の目的からかけ離れたものになってしまいます。
大人でも、人に挨拶すらしたくないような気分のこともあるでしょう。できるはずのことを子供がしなかったときには、「この前はできたじゃない」と子供責めるより、「どうしてしなかったの?」「どうしたの?」と子供に問いかけることをまずしてみてください。
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