子供に嫌われたくない親たち。その心理と子供への影響

「子供に嫌われたくない」と思っている親がいます。進んで嫌われようとする人はいないでしょう。しかし、子供から嫌われたくないと思っているその気持ちや態度が、子供をいらつかせていることは、あまり知られていません。子供に嫌われたくないと思っている親には、どんな特徴があるのでしょうか。その心理は？　問題点は？　子供には、どんな影響があるのでしょうか。 ...

「子供に嫌われたくない」。そんなオーラを出しまくりの親がいます。親が、子供から好かれようと必死。そのことが逆に子供から嫌われる原因になっている・・そんなケースが増えています。

子供に嫌われたくないと考える親は、子供にこびるような態度を取りがちです。そんな親は、結局のところ子供から慕われません。友人関係を想像してみてください。「私のこと嫌いにならないで」オーラ出しまくりの人と、本当の意味で仲良くなれるでしょうか？自分にこびてばかりいる人のことは、結局のところ、信用できません。

親子関係も同じです。子供は親の「本当の愛情」に敏感です。子供に嫌われたくないと思っている親は、自分が子供から嫌われていないか、そのことばかり心配しています。子供のことより、自分の心配をしているのです。子供はそんな親の気持ちを、簡単に見抜きます。

また、子供に嫌われたくないとばかり考えている親は、無責任でもあります。子供から嫌われるようなことは、子供にしたり言ったりしません。本来親が、子供にすべきこと・言うべきことだったとしても。学校の先生に言わせたりします。

そんな親子は、親子でありながら、他人行儀な「表面的な付き合い」しかしていません。子供は、本当に悩んでいることがあったとき、親に相談したりすることができなかったりします。

そのような親に育てられると、子供はどんな性格になるのでしょうか。 [...]