きょうだい差別される子供の心理

きょうだい差別をされている子供がいます。人知れず、苦しんでいる子供も。どんな親が、きょうだい差別をするのでしょうか。その特徴は？　問題点は？　きょうだい差別を受けている子供は、どんな気持ちでいるのでしょうか。それは、子供にどんな影響があるのでしょうか。 ...

きょうだいを差別する家庭があります。

子供が複数いる場合、すべてが「平等」というわけにはいきません。子供それぞれに、必要なことや、求められていることをしていけば、同じにはならないからです。そしてそれは「差別」ではありません。

きょうだい差別のある家庭のそれは、これとは一線を画すものです。大事にされている子供と、そうではない子供が、はっきりわかれます。その立場が固定になります。一方ばかりをかわいがり、もう一方の子供が、その犠牲になっているような構図になりがちです。

ここにも、そんな家庭で育ってきた毒親育ちの人がいます。

きょうだい差別をされてきたその気持ちを、赤裸々に語ってくれました。

父は、兄と私を差別し続けました。

私は、２歳違いの兄とふたりきょうだいで育ちました。私は、子供の頃からお兄ちゃんが大好きでした。お兄ちゃんのしていることは何でもやってみたくて、真似しました。兄の友達の輪の中に混ぜてもらい、ゲームをしたり、自転車で走り回ったりしていました。

私は、確かに男勝りなところがある活発な女の子でした。そしてそれが、父には気に入らないようでした。

私はよく父から、こう言われました。 [...]