子供を人と比べる親。その対処法

子供を人と比べる親。その対処法

子供を人と比べる親がいます。比べられ傷ついている子供も。子供を人と比べる親には、どんな特徴があるのでしょうか。その心理は? 問題点は? 比べられる子供は、どんな気持ちでいるのでしょうか。それにはどう対処すればいいのでしょうか。 ...

子供を人と比べる親がいます。そのような親にはある特徴があります。

人を比べたがる人は、少なからずいます。そのような人は、とかく人に対し「優劣」をつけたがります。「人は人。自分は自分」でいいのに、自分と他人を比較して、他人より優れていると思えば優越感に浸り、そうではないと、相手を妬んだり、ひがんだりします。

そのような人は、他者に対しても同様の「視点」で接してきます。「人それぞれ」でいいのに、そうなれません。「この人はどんな人なのかな」と他者を知ろうとするとき、比べることでしか相手を認知できません。

そのような人が親になると、子供は悲惨です。そのような親は、きょうだい同志を比べたり、友達と自分の子供を比べたがります。ほかの子と比べてどうなのか・・という視点でしか自分の子供の個性をとらえられないのです。

子供は、ありのままの自分が親から受け入れられている実感が得られません。自分に自信が持てなかったり、不安や孤独を感じます。また、そのような親の歪んだ「人を見る目」を見習ってしまったかのように、自分が人より優れているか劣っているか、といったことばかりを気にするようになり、友達と仲良くなれなかったり、人と対等につながるとはどういうことなのかを知らずに大人になってしまいます。

子供にはひとりひとり個性があり、それは決して優劣をつけるべきものではありません。しかし、そのような親は、日常的に、子供を比べ、優劣をつけたがります。子供のことを褒めてあげたいなら、率直にそれだけ言えばいいのに、「〇〇ちゃんより上手」といった言い方をしがちです。「〇〇ちゃんは、あんなに上手なのに・・」と、他者を引き合いに出してけなされることも多く、子供は、親からけなされたこと、人と比べられたこと、2重にヘコまされます。

しかも、そのような親には「子供を傷つけている」という自覚がないことが多いのです。もともと、人を比べたり優劣をつけることでしか、人の個性をとらえることができないため、子供に対しても、そうするのが普通、それ以外の方法を知らない、できないのです。

人と比べられるのは、誰しも嫌なものです。しかも、親がそのような思考回路の持ち主だと、子供は日常的にストレスにさらされます。それだけではありません。親から比べられて育つ子供は、その人格形成にも悪影響を受けています。

優劣をつけられ、「劣っている」とされれば、誰しも自信を失います。子供は親から、いいところも悪いところもあるありのままの自分を受け入れられ、愛されることを通じ自分に自信を持つことができるようになります。特に、「劣っている」とされることの多い子供には、そのような機会がほとんどなく、自己肯定感が低く育ちます。

それだけではありません。 [...]


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