子供に完璧を求めてしまう。親の心理と対処法

子供に完璧を求めてしまう。子供に完璧を求めてしまう親には、どんな特徴があるのでしょうか。そのような親に育てられると、子供はどうなるのでしょうか。それを治す方法はあるのでしょうか。 ...

子供に完璧を求めてしまう親の心理

親には、多かれ少なかれ「こんな子に育って欲しい」という思いや願いがあります。それ自身は、悪いことではありません。しかしその背後に、親の見栄や世間体が少しでもあるのなら、それは間違っている、と言わざる得を得ないでしょう。「いい親だと思われたい」と考えている人は、子供に完璧を求めがちになります。

子供を思い通りにしたがる親の心理

また親の中には、「なりたかった自分」を子供に重ね合わせ、子供に自分の願望を叶えさせるがごとく、子供に完璧を求める人もいます。また、母親が息子に、父親が娘に、「完璧な理想の異性」でいるように強要するケースも最近は増えてきています。そのような気持ちが少しでもあるのなら、親のエゴ以外の何物でもないでしょう。子供は親のために存在しているのではありません。

子供に完璧を求めてしまう親の共通点

子供に完璧を求める親は、小言が多くなります。子供に完璧を求める親にとって、少しでも「完璧」でないところは、すべて「欠点」「ダメなところ」「治すべき点」に映ります。自分（親）の理想と違うことを、すべて否定しがちになります。

子供に完璧を求めてしまう親の特徴

また、子供を親の理想通りに育て上げることが、「子育て」だと勘違いしている傾向も顕著です。親は本来、子供の資質や特性、興味を見出し、それを伸ばしてやろうとするものです。しかし、子供に完璧を求めてしまう親は、「ウチの子にはこうあって欲しい」といった親の理想が先にあり、その理想像に、子供をたくみに誘導してしまいます。（「親の洗脳」とも言われます。）

子供に完璧を求めてしまう親。その子供の特徴

子供に完璧を求めてしまう親は、目をかければかけるほど伸びるタイプの子供によって、さらにその「完璧さ」が助長されていきます。親の言うことをよく聞き、親の期待に応えようと頑張るタイプの子供を持つと、親に欲が出ます。「もっともっと・・」と子供に要求するレベルが高くなっていくのです。子供は、親の期待に応えなければ嫌われるかもしれない・・とさらに頑張らざるを得なくなります。 [...]

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