うつ病の症状 無口の原因と治し方 (2)

うつ病の症状 無口の原因と治し方 (2)

しゃべりたくないときには、しゃべらないのが一番です! 自分が自然にしゃべりたくなるまで、無理をしないことです。うつ病のときには、「自分はこのまま一生、誰ともしゃべらないで終わるんじゃないか」と途方にくれてしまうものです。「それならそれでいいか!」とデッカく構えましょう。焦ったり、無理して以前の自分に戻ろうしない方が、早くうつ病から回復できます。 ...

周囲の方へ。あまりしゃべらなくなった家族や友達のことが心配になるでしょう。でも、「どうしたんだろ?」と心配する気持ちは、「どうしたの?」と聞かなくても伝わります。さりげなく、珈琲やお菓子を出してあげるだけでも、「あなたのことを、気に掛けてるよ」という気持ちは伝わります。相手の人が、しゃべらなくてもいいようなコミュニケーションを工夫すると、うつ病の人の負担になりません。

もし伝えたいことがあるのなら、置手紙をしてみてください。「おつかれさま!」でも「おはよう」でもいいのです。「何かあったら、いつでも言ってね」と、書いておいておけば、相手に返事を求めないですみます。

無口な人はうつ病になりやすい、と考えている人もいます。無口な人にも、うつになりやすい人と、そうではない人がいます。そしてそこに、うつ病から早く回復できるヒントが隠されています。

自分の思っていることや感じていることが「言葉」にできる人は、うつになりにくい傾向があります。この「言葉にする」は、人に話すことだけではありません。人は誰しも、頭の中で、おしゃべりをしています。自分の心や頭の中で、自由に好きなことを言える人、自分に正直でいられる人は、うつになりにくいのです。

また、無口でもうつになりにくい人は、無口な性格を「ダメな性格」とはとらえていません。世の中には、誰ひとり同じ人はいません。おしゃべりな人がいるように、あまりしゃべらなかったり、しゃべるのが好きではない人がいても、ちっともおかしなことではありません。

もしあなたが、無口な自分を好きになれず、「もっと人と話をしなくちゃ!」と思っているなら、「無理してるかも・・」と思ってみてください。そして、「もう、無理しなくてもいいよ。治そうとしなくていいよ」と自分で自分に言い、自分をどうぞラクにしてあげてください。

うつ病になって、今、しゃべる気が起こらなくなっている人も同じです。「早く元の自分に戻らなくちゃ」「周囲の人と、話ができるようにならなくちゃ」と焦っていないでしょうか。「無口な自分・・こんな自分もいるんだな」とのんびりかまえましょう。焦らず、抗わず、マイペースで。それがうつ病の回復の近道です。


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