子供に嘘をつく母親。その心理と対処法

子供に嘘をつく母親がいます。そんな母親に傷ついている子供も。子供に嘘をつく・・そこには、どんな心理が隠されているのでしょうか。その問題点は？　子供への影響は？　母親の嘘には、どう対処すればいいのでしょうか。 ...

子供に嘘をつく母親がいます。嘘をつくことは、子供に対して誠実な態度だとは言えないでしょう。しかし、母親がつく嘘には、子供を傷けないものがあります。子供を傷つける嘘と、そうではない嘘、そこにはどんな違いがあるのでしょうか。

子供は、自分（子供）のことを思って嘘をついていた親のことを、恨んだりしません。子供を守るためについた嘘。子供を傷つけなくないと、つき通した嘘。嘘だったことがわかったときには、きっと頭にきたり憤ることでしょう。それは当然です。しかし、それが自分のための嘘だったのだと気づいたときには、その気持ちがうれしく感じられたリすることもあるのです。

しかし、子供をダメにするような嘘を平気でつく母親がいます。それには、ある特徴があります。

子供を傷つける母親の嘘。その多くは、子供のためでなく「自分（母親）のため」についている嘘です。自分がいい人・いい母親だと思われたいために、あるいは、自分を正当化するためにつく嘘。たとえば、やっていないことを「やった」と言ったり、やってしまったことを「やっていない」と言ったりします。

「その母親だって、嘘をついたつもり、ないかもしれない」と言いたい人もいることでしょう。しかし、悪質かどうかは簡単にわかります。「やってないよ」「やってたよ」と母親にキッパリ反論しましょう。嘘をつく母親はそんなとき、逆ギレしたり、「あなたのためを思って言ってるのよ」などとさらに自分を正当化します。

嘘をつく親は、「嘘をつき通す」ことで頭がいっぱいなので、「嘘ついてない！！」と言い張りたがるのです。しかし、嘘をつくつもりのない人は正直であろうとするので、「あれ？そうだった？」「私の勘違い？」とすぐ言えます。嘘をつくつもりがないので、「ごめん！」と謝ります。

また、嘘をつく母親の家庭は、家庭全体が「嘘だらけ」になりがちです。夫婦仲がいいように子供に思わせるため、あるいは、自分でもそう思っていたいので、「お父さんは、ああ見えていい人なのよ」などと嘘を言います。それがすべて「母親のでっちあげ」だったと後々気づいた子供のショックは、計り知れません。「親に騙されてた」レベルです。

そのような嘘をつく母親には、違う問題もあります。そのような母親は、子供に嘘をつかせることも多いのです。

いい母親だと思われたい。いい家庭だと思われたい。そんな欲のある母親は、世間体や見栄のために、平気で嘘をつきます。そして子供にも、そう装うように嘘をつかせます。そのような家庭で育つ子供は、嘘を嘘だと思わずに育ってしまいます。「本音と建て前」という言葉によって、たくみに嘘をつくことを強要されてきた、という毒親育ちの人もいます。

そのような母親の元に育つ子供は、どうなってしまうのでしょうか。 [...]

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