うつの症状「感情表現が乏しい」の原因と直し方

うつの人には、「感情表現が乏しくなる」という症状が現れることがあります。また、感情表現が乏しい人は、うつになりやすい傾向もあります。どのようなとき、人は感情表現が乏しくなるのでしょうか。それを治す方法はあるのでしょうか。 ...

感情表現が乏しいこと自身は、大きな問題になることではありません。人は十人十色です。感情表現が豊かな人もいれば、あまり感情を表に出さない人もいます。特に男性は、テストステロン（男性ホルモン）の影響で、思春期以降、感情を表に出さなくなります。

しかし、今まで感情表現が豊かな人が、生気を失ったかのように感情を出さなくなるのは心配です。うつのときには、感情を感じなくなったり、それを表に出す気力さえなくなります。

うつは心の風邪とも言われます。そのようなときには、「どうして何も感じないんだろう？」と悩んだりせず、とにかくゆっくり休んでください（必要であれば医療機関とも協力してください）。そして元気になったら、うつになりにくい「体質」作りに取り組むと、うつが治ってはまたうつになり・・が繰り返されるのを防ぐことができます。

あなたには、感情を表に出すと人に笑われるような気がする、とか、バカにされるような気がする、と感じられているところはないでしょうか。そのような人は、うつになりやすい傾向があります。しかしそれは、ひとりでも比較的簡単に治すことができます。 [...]