うつの症状 「感情表現が乏しい」の原因と直し方 (2)

うつの症状 「感情表現が乏しい」の原因と直し方 (2)

親が原因で、になってしまった人がいます。この人は、子供の頃から感情表現が乏しかったと言います。 ...

この人は、親からからかわれることが多かったと言います。「父も母も、私の言ったことやしたことを、すぐ人に言いふらしました。私はそれがすごく嫌でした」。

「かわいいから言ってるのよ」と両親は言い、止めてくれなかったと言います。「私は、感情を表に出さなくなりました。自分がどう感じているのか、親に知られたくなかったんだと思います」。

この人は、大人になってうつになりました。治療の過程で初めて気づいたそうです。すべての感情を表に出さずに生きてきた、そのけ結果、自分がどう感じているのかもわからなくなってしまった、と。無理をすれば体を壊すのと同じように、人の心も無理をし続けると壊れます。この人は、いつうつになってもおかしくない状態だったのです。

「好きとか、嫌いとか、美味しいとか、不味いとか。誰にも否定される恐れのないことから、自分の思っていることを口に出すようにしました。口に出せない時にも、自分の気持ちを確かめることを心がけました」。自分がどう感じているのか、感情が回復していくにつれ、も快方に向かっていったと言います。

「私は今でも、感情表現は少ないタイプだと思います。でも以前と違うのは、自分の感情に嘘をついていないこと。無理して感情を押し殺している感覚から解放されました。感情表現はうまくなくても、私の心の中の感情が豊かなら、それで十分なんだと今は思っています」。


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