acの特徴「自分の存在意義がわからない」の対応 (2)

これらはみな「自分（子供）の人生を、親に乗っ取られた人たち」です。ＡＣの人は幼い頃から、親のため、あるいは、他のきょうだいのために生きさせられており、「自分の人生を生きる」ということがどういうことなのかわからないのです。 ...

これが、「自分の存在意義がわからない」の正体です。親のために生きること、イコール、自分の存在意義だと、親によって思い込まされてしまったＡＣの人には、自分自身の存在意義を感じられるはずもありません。

多くのＡＣの人が、「親のために生きてきたんだ」と気づくことをきっかけに回復していきます。今までの人生は、いったい何だったんだ、と親を恨みたくなることでしょう。絶望したくもなるでしょう。でも忘れないでください。散々親に怒り、涙が枯れるまで泣いたその先に、今までが嘘のように生きづらさから解放される日がやってきます。

それには、自分を癒すことがとても大切です。「それをして何になるんだ？」と思わずに、騙されたと思ってやってみてください。自分のしたいことをし、やりたくないことから逃げ、自分をうんと甘やかしましょう。そのときには、「私は、こんなに親から酷い目に合ってきたんだ」「私は、こんなに苦労してきたんだ」「だから、私は誰よりも今、ラクしていい存在だ！」と思ってみてください。

「自分の存在意義がわからない」というのは、その人に本当に存在意義があるかどうかに関係なく湧きあがってくる気持ちです。なぜなら、存在意義のない人などいないからです！

最後まで読んでくれてありがとう。これを読んでくれたあなたのおかげで、私は今日も元気でいられます。明日もまた頑張ろう、と思えます。あなたのおかげです。

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