【ac克服】薄っぺらい親の家庭

子供の頃、親から虐待された。毒親育てられた・・そんな人の中には、大人になってアダルトチルドレンになる人がいます。どのような家庭が子供をＡＣにしてしまうのでしょうか。ＡＣの人は、どんな生きづらさを感じているのでしょうか。それを克服することはできるのでしょうか。 ...

「薄っぺらい。そうとしか言いようのない親でした」。そう語るこの人は、機能不全家庭で育ち、アダルトチルドレンになりました。

「父は、小学校教諭でした」。話好きの父親だったそうです。しかしそんな父親が好きだったのも、小学校低学年までのことだったと言います。

「父は、私の知らないことを教えるのが好きだったんだと思います。しかし困ったことに、何でも初めて知ったような顔をして聞かないと、怒り出すんです」。この人は次第に、父親の話を聞かなければならないことが苦痛になっていったと言います。

「母は、何もしてくれませんでした。私が父と揉めごとを起こすのを、何より嫌がりました」。この人は、話を聞いてもらいたがる父親のためだけでなく、母親のためにも、その話を、へーとか、すごいとか、言いながら聞くのが一番だ、と思い込んでいったと言います。

この人は、実家からは通えない大学を選んで受験し、それを機に実家を出ることに成功しました。しかし、ＡＣの人の本当の苦しみは、多くの場合ここから始ります。 [...]