acの症状!「自分が惨めに感じられる」の治し方 (2)

acの症状!「自分が惨めに感じられる」の治し方 (2)

この人は、人より少しでも劣っているところがあると、自分が惨めに感じられると言います。「自分でもバカげてるって思うんです。オリンピックで金メダルを取った人を見て、自分が惨めに感じられるなんておかしいでしょ? すごいな、それと引き換え自分は・・って暗くなってしまう。そんなのおかしいって頭ではわかってるのに、自分の気持ちが自然とそっちへ行ってしまうんです」。 ...

これが親の刷り込みの怖さです。自分より優れた人を見る -> 親から比べられる -> 自分がみじめになる・・その連鎖を、子供の頃に繰り返し経験すると、そのみじめな気分が、些細なきっかけで条件反射のように湧き上がってくるようになるのです。

自分がACだと気づいたこの人は、なんとか治したいと、親に一度言ったことがあるそうです。「比べられることがプレッシャーだったと、母に言いました。しかし、母は比べたことなんてない、あなたは被害妄想だの一点張りでした。そうか、そう感じる私がおかしいのか・・と説得され、生きづらさがかえって増しました」。

そんな辛い経験をしたこの人も今は、あることをきっかけにACから回復しつつあります。「親とは会わないと決めたんです。少なくとも1年は。母は今でも、あそこの子は、もう結婚したって、子供ができたって、いい会社に勤めてるって、ってそんな話ばかりで。惨めに感じることないじゃない?って言う人もいるけれど、私には、子供の頃の刷り込みがある。親も、友達も、誰もわかってくれないけど、もう会わなくていいんだから、気にするのやめようって思ったら、気が楽になりました」。

そしてもうひとつ。この人を画期的に変えたことがありました。「明るい色のものを身に着けるようにしました。もっと明るい色のイメージの自分像を作りたかったんです」。

今まで着たこともないような色の洋服やカバンや靴や・・。それは、自分は親から解放されるんだ、生まれ変わるんだ、という気持ちの象徴だと言います。「今でも、自分が惨めに感じられてどうしようもないことがあります。そんなときには、それは過去の私だって、新しく買った靴を履いて出かけます」。

この人は今、少しずつ親の呪縛から解放されてきています。


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