親の洗脳で「他人が信じられない」になった

他人が信じられない・・。人間不信に悩む人は多くいます。そしてその原因が「親」だったというケースも。どのような親が、子供を人間不信にしてしまうのでしょうか。そこから立ち直ることはできるのでしょうか。 ...

「私は、親に洗脳されていたと思います」。そう語る人がいます。

この人は、長く「他人が信じられない」という生きづらさに苦しんできました。友達もできなかったそうです。社会に出ても、同僚とうまくいかず、会社を転々としたと言います。

「父も母も、私を溺愛していました。しかし、それが間違いでした」。このご両親には友達らしい友達がまったくいなかったと言います。「私は、両親に囲い込まれてしまったんです」。

両親は、いかに他人がひどい存在なのか、ひとり娘であるこの人にしょっちゅう語っていたそうです。「そして最後に言うんです。お前は幸せだぞ。ずっとここにいろ、って」。

この人は、家から１歩外に出れば、そこは自分をだましたり、嘘をついたり、自分を陥れようとする人ばかりなんだ、と思い込んでいったと言います。

そんなこの人も、今は、見違えるほど明るくなりました。「すべては親から無理やり思い込まされてきたこと。洗脳だって気づいたんです」。この人をだましていたのは、外の世界の人ではなく、「親」でした。 [...]