acの症状！「人と仲良くなれない」の治し方

アダルトチルドレンの人の中には、人と仲良くなれないことに悩んでいる人が多くいます。なぜＡＣの人は、人と仲良くなれないのでしょうか。それを治すことはできるのでしょうか。 ...

人と仲良くなれない。人に心を開けない。友達ができない・・。それは、アダルトチルドレンの人が共通して感じる典型的な生きづらさのひとつです。

アダルトチルドレンの人が、人と仲良くなれないのには、理由があります。アダルトチルドレンの人はみな、親に利用されたり、ひどいことをされてきています。そのような人は、親との関係を通じて「人との正常な関係」を学ばずに育ってきています。

そのような人には、「人と人との対等な関係」というものがわかりません。家庭で常に親の犠牲になっている子供は、友人関係においても自分が犠牲になってばかりで、本当の友達ができません。自分が粗末に扱われているのにそれに気づかず、いい友達ができるどころか、友人関係においてもひどい目にばかりあっていたりします。

また、ＡＣの人の多くは、親に甘える、ということができずに育ってきています。そのような人は、困ったことがあってもひとりで抱え込みがちです。誰かに相談したり、助けてもらったら、そこから仲良くなれるかもしれないのに、それができないのです。

また、親から否定されて育ってきているＡＣの人は、自分のダメなところや欠点、弱さを「あってはいけないもの」「無くすべきもの」ととらえがちです。そのような人は、本当の自分を人に見せることが怖くてできません。人に心を開く、人と親密になる、ということができないのです。

本当の自分を見せてくれない人や、困ったことがあるのに打ち明けてくれない人には、仲のいい友達ができにくいものです。しかし、それは決してＡＣの人のせいではありません。人はみな、親からいいところも悪いところもあるありのままの自分を受け入れられることを通じ、初めて他者ともつながれるようになります。ＡＣの人には、そこが絶対的に不足しているのです。

人と仲良くなれないことに、悩み続けた人がいます。

「母は、私だけでなく、私の友達のことも、ことごとく否定しました」。そう語るこの人は、人と仲良くなれた気がしたことがない、と言います。

「母は、私に友達ができると、どんな子なのか詮索しました。そして言うんです。その子、あんまりいい子じゃないわね。別の子と仲良くしなさい。〇〇ちゃんなんてどう？」。母親の気に入っている子と仲良くさせたがったと言います。 [...]