娘を男性不信にする父親が原因の鬱

鬱の原因を探っているうち、「親」が原因だったと気づいた・・。そんな人が増えています。親が原因の鬱は、大人にも発症します。どんな親が、子供を鬱にしてしまうのでしょうか。それを治す方法はあるのでしょうか。 ...

男性不信に苦しんでいる人は、少なくありません。付き合っている人に裏切られた、酷いことをされたなど、過去の男性経験から男性不信になる人もいます。しかし中には、父親が原因、という人もいます。

そのような人は、大人になる前に既に、男性への不信感を父親から植え付けられてしまっています。父親と似たタイプの人に強い拒絶反応を示す人もいれば、すべての男性がだめ・・男性全般を信用できないと感じる人もいます。

そのような人の中には、男性と付き合うことさえなく一生を終える人も多くいます。人を好きになってみたいのにできない、付き合いたくても付き合えない、といった生きづらさに苦しんでいる人もいます。

また、職場にいる男性とうまく話せず、会社を転々としてしまうことも珍しくありません。男性に常に疑いの目を向けてしまうため、些細なことで「やっぱり信用できない」と感じがちです。信じてみようと思うものの、また裏切られたよう気分になり・・ということを繰り返すため、男性不信はなかなか治らない、というのも特徴のひとつです。

根深い男性不信から回復した人がいます。

「父は、家族を騙していました」。そう語るこの人の父親は、この人が幼い頃から15年以上もの間、不倫を続けていたと言います。

「母は、父の不倫に、うすうす気づいていたと思います。しかし、母は最後までそれを認めませんでした」。父親は、大企業に勤務しており高収入。何不自由ない生活をしている母親にとって、夫の不倫は、「なかったこと」にしておきたかった問題だったに違いない、とこの人は言います。

しかし、隠し事のある家庭には、どこか不自然な空気が流れているものです。「父は、土日はいつも外泊でした。どこかに連れていってもらったことも、遊んでもらったこともない。父はいつも言ってました。仕事が忙しんだよ、お前たちにいい暮らしさせるために、お父さんは頑張って土日も働いてるんだ、って」。 [...]