ACタイプ『クラウン』。特徴と治し方

アダルトチルドレン診断

『クラウン』は、アダルトチルドレンの代表的な性格タイプです。「クラウン」とは、どのような性格なのでしょうか。その特徴は？　共通点は？　どんな家庭で育ったアダルトチルドレンが、「クラウン」になるのでしょうか。 ...

アダルトチルドレンには、大きく分けて５つの性格タイプがあると言われています。いい子タイプの『ヒーロー』、問題児タイプの『スケープゴート』、おとなしい『ロストワン』、共依存の『ケアテイカー』。そしてこの『クラウン』です。

『クラウン』は、家庭のムードメーカーとしての役割を親から押し付けられた人です。その性格は明るく、人を笑わせたり、喜ばせたりするのが好きです。友達も多く、その内面に孤独や不安を抱えているとは、一見とても思えません。

どんな家庭に育つＡＣの人が、「クラウン」になるのでしょうか。

子供をアダルトチルドレンにする家庭の中には、雰囲気が悪かったり暗い家庭があります。そんな家庭に育つと、子供がクラウンになりやすくなります。

たとえば、子供に問題が起こると嫌がる親。普通の親ならそんなとき、子供と一緒になって、その問題を解決しようとします。

しかし子供をＡＣにする親は違います。「お前がそんなんじゃ、親が恥をかくんだぞ」と子供にすべての責任をなすりつけたり、見て見ぬふりを決め込んで問題をなかったことにしようとしたり、ただただ暗い顔をして、家庭の雰囲気を悪くしたりします。

そんな劣悪な家庭環境の中でも、子供はなんとか生き延びようとします。外であった嫌なことやトラブルをひた隠しにし、自分には悩みなどない、自分は何も傷ついていない・・と、ひたすら明るく振る舞い続けるようになります。

親やきょうだいを笑わせたり、明るく振る舞えば振る舞うほど、家庭の雰囲気がよくなっていきます。そのような子供は、自分を殺して「いつも元気な明るい子」を演じるようになります。どんなに辛いことがあっても、です。

最悪なことに、子供をＡＣにする親は、子供に無理をさせていることにも気づきません。気づかないどころか、それをいいことに子供に甘え続けます。家庭内に問題があっても、子供が明るく振る舞ってくれることで、その問題はなかったことにすることができます。「ウチには何の問題もない。だから私はいい親」・・子供をＡＣにする親の大半が無自覚なのは、そのためです。

親のせいで、「クラウン」になったＡＣの人がいます。 [...]

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