薄情な母親が原因のうつ病 (2)

子供のせいにする母親

子供が問題を起こしたとき、子供と一緒になってその問題に対処しようとするのが普通の親のすることです。しかし、薄情な親は違います。子供のせいにします。「子供がしたこと。私（親）は悪くない」と主張したがります。 ...

そのような親に限って、子供が褒められるようなことをすると、「私のおかげ」「私はいい親♪」と自分の手柄にしたがるため、子供は混乱します。

このような母親に育てられた人は、「悪いことが起きたら自分のせい。いいことが起きたら誰かのおかげ」と刷り込まれています。物事を深刻にとらえすぎたり、自分に責任のないことにまで責任を感じる、といった生きづらさを感じがちになります。

保身のために、平気で子供を裏切る母親がいます。

このような母親は、大人同志の付き合いに気を使い、肝心の子供がおざなりです。人に話を合わせようとするがばかりに、嘘をつき、その嘘が子供を傷つけていることに気づきません。大人同志の付き合いを優先するために、子供との約束を破ることも平気です。

「親も大変なの」などと子供に言い訳し、自分のしていることを正当化するもの薄情な母親の特徴です。子供は当然親を「信用できない」と感じるようになります。親を信用できずに育った人は、他人を信頼することもできません。大人になった後も、重度の人間不信に悩まされている人は少なくありません。

他を貶めることでしか、何かを大事にできない人がいます。そのような人が親になると、まず間違いなく「薄情な母親」になります。

きょうだいがいる場合、薄情な母親は、えこひいきします。自分の「お気に入り」を大事にし、そうでない子と差をつけたがります。一方を粗末に扱うことでしか、もう一方の子を大事にできない。同じように愛する、ということができません。

子供には、それぞれ個性があります。子供のみならず人はみな、他者との比較において評価されたり存在するものではありません。貶められている人や劣っているとされた人が、どんな気持ちになるのかをちょっと考えてみればすぐわかること。それができない、わからない。だから「薄情な母親」だと言われるのです。