娘に言い訳する虐待親 児童虐待の実態
子供への虐待は、暴力や育児放棄だけではありません。親から言われたことやされたことに深く傷つき、そのトラウマを抱えたまま生きている人がいます。どんな親の言動が、子供への精神的・心理的虐待になるのでしょうか。そこから立ち直ることはできるのでしょうか。 ...
自分(親)のしたことを正当化する。言い訳する。謝らない。このような態度は、子供に対する精神的虐待です。
どんな親にも、「言うんじゃなかった」「するんじゃなかった」と、後悔するようなことを、子供にしたり言ってしまうことがあります。そんなとき、それに気づき、繰り返さないように心がけることができる人は、決して虐待親ではありません。
また、必要であれば、子供に謝ることも大切です。「ちょっと言い過ぎた。ごめん」。そう言われることで子供は、間違ったことをしたときに謝ることの大切さや、相手を許すこと、そこから互いの理解がさらに深まる人間関係の楽しさを知ります。
しかし、それをしない親がいます。謝るどころか「親だって、大変なんだ」などと言い訳したりします。子供は混乱します。傷ついているのは自分(子供)なのに、「パパ・ママは、自分より大変なんだ」と、親に理解を示したり、親をそうさせてしまっていることに責任を感じたりします。
また、そう感じることで、親の行為が「悪いこと」「間違ったこと」とは思えず、他者に対しても、ひどいことを言ったり、それに対して言い訳する・謝らない人になってしまったりします。
子供に謝らない。言い訳ばかりしている。そのような親の行為は、子供に暴力を振るったり、暴言を吐いたりするような直接的な虐待と比べ、軽く捉えられがちです。そのために、周囲の人からの理解やサポートが得られにくく、子供が孤立してしまったり、親から間違ったことをされていることに気づきにくいのです。
ここにも、同じような状況に追い込まれた人がいます。
「自分が親からされてきたことは、虐待だったと気づいたのは、40歳のときでした」。そう語るこの人の母親は、とにかく言い訳の多い人だったと言います。
「母は、すぐ機嫌の悪くなる人でした」。気分の波の激しい母親。さっきまで笑っているかと言えば、怒り出す。同じことをしても、怒られたり怒られなかったりする。「そんな母に不満がなかったわけじゃない。でも、いつしか私は、そんな母に理解を示すようになってしまいました」。
それはなぜなのか。子供に八つ当たりし、少し機嫌が収まってくると、母親は気まずいのか、決まってこんなことを子供に言うのです。 [...]
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