acの心理！「生きる気力がわかない」の理由

アダルトチルドレンの人の中には、「生きる気力がわかない」と感じている人がいます。生きる気力がわかないことの原因を探るうちに、自分がＡＣであることに気づく人も。なぜＡＣの人は、生きる気力がわかないのでしょうか。それを改善することはできるのでしょうか。 ...

生きる気力がわかない・・。こんなに辛いことはありません。

アダルトチルドレンの人は、多かれ少なかれみな、親に利用されてきています。親の話し相手やご機嫌とりをさせられてきた、という人もいます。親の期待に応えようと、親の言いなりになって生きてきた、と言う人もいます。病気や仕事で、家族の世話をしない親に代わり、家のことや自分のことをやらされてきた、と言う人もいます。

子供をＡＣにする親の特徴をひと言で言うなら、子供の世話をしない親・・いえ、そればかりか、自分のことさえ自分でできない人。形は違えど、ＡＣの人はみな、そんなダメ親に尽くすような人生を送ってきています。

そのような家庭環境で育ってきたＡＣの人には、自分の人生を生きる、ということができません。ＡＣの人が知っているのは「親のために生きる」方法だけ。子供の頃、親の理解やサポートを得ながら、自分のしたいことをしたり、興味のあることを見つけたり、将来の目標を見つけたり・・それをしてきていない人は、成人したからといって、突然「自分の人生を生きる」ことができるようにはならないのです。

子供時代から「生きていて楽しくない」という感覚や、憂鬱な気分を感じているＡＣの人も多くいます。しかし、その問題が顕在化するのは、多くの場合成人後です。いざ自立しようとするものの、何がしたいのかわからない、自分の言いたいことがわからない、そればかりか、自分が何をどう感じているのかさえわからない・・生きる気力がわかなくなっても、当然の生い立ちです。

長く「生きる気力がわかない」ということに悩み続けたＡＣの人がいます。

「親のために生きてきたような50年でした」。そう語るこの人は、親の敷いたレールをただひたすら走り続けてきたと言います。 [...]

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