寂しがり屋の毒親が原因の鬱

寂しがり屋の毒親が原因の鬱

親が寂しがり屋・・。そんな親に悩まされている子供がいます。寂しがり屋の親が原因で、になってしまった人も。寂しがり屋の親には、どんな問題があるのでしょうか。その心理は? 原因は? 寂しがり屋の親に育てられると、子供はどうなるのでしょうか。そんな親には、どう対処するのがいいのでしょうか。 ...

寂しがり屋の性格は、それ自身が悪い性格、ということはありません。寂しがり屋の人は、いつでも誰かにそばにいて欲しいと感じます。しかし人は、誰しも誰かを求めるものです。求める気持ちがより強い人が「寂しがり屋」なのです。

しかし、そのような人が親になったときには、子供に悪影響を与えがちです。それは、子供にいつも一緒にいて欲しい、と子供を束縛するからです。

寂しがり屋の親でも、「誰かと一緒にいたい」というその欲求を、夫婦間で満たし合っていたり、友達と話をして解消するなど、自分で適切に処理できる人は、子供に悪影響はありません。最悪なのは、自分の寂しさを紛らわせるために、子供を利用する親です。

たとえば、友達がいなかったり、夫婦仲がうまくいっていない親。そのような親は、子供を自分の「おともだち」にしたがります。子供をうまいこと束縛できれば「一生、裏切らない友達」を確保でき安心です。自分が安心感を得るために子供を利用していることに、気づきません。

たとえば、趣味がない親。趣味がない+寂しがり屋、という条件が兼ね備わると「子供が趣味」になります。毎日の楽しみは子供。暇つぶしも子供。子供が親離れしようと思っても、親にとっては「なくてはならない趣味」なので、それは困る、と言うことになります。全力で子供を自立を阻んだりします。

このような親に育てられると、子供はどうなるのでしょうか。

かなりの確立で共依存になります。寂しがり屋の親は、子供と一緒にいたがります。「私にはあなた(子供)しかいないの」といったことを、実際に子供に言う親もいます。子供は、そんな親の気持ちに敏感です。進んで親と一緒にいてあげるようになったり、親から必要とされていることに幸せや充足感を感じるようになります。

大人がそうであるように、子供にとっても、誰かから必要とされている、と感じられるのはうれしいものです。しかし、ここに大きな落とし穴があります。「親から必要とされている」ということに大きな満足を感じていている子供は、「必要とされなくなったら、どうしよう」という不安を同時に抱えています。誰かから必要とされていないと、自分が無価値に感じられたりします。

そのような家庭で育った人は、「誰かに必要とされている自分」が自分であると認識して大人になってしまうために、「自分自身」がありません。友人関係などにおいても、自分を必要としてくれる人とばかり仲良くなります。一度は仲良くなっても、自分が必要とされてないとわかると、自分から離れていったりします。『共依存』、自分を必要としている人に依存している(その人から離れられない)状態になります。

友達のいない子の友達になってあげる、とか、困っている子を助けてあげる、などする子供は、一見「優しいいい子」に見えます。しかし、そういう子としか友達になれない、そういう子と一緒にいないと不安になる、自分に価値がない気がする、といった生きづらさを感じていることも少なくないのです。

寂しがり屋の親に育てられ、になってしまった人がいます。 [...]


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