虐待された子供の特徴!卑屈を治す方法

虐待された子供の特徴!卑屈を治す方法

虐待された子供の特徴のひとつに、「卑屈」があります。虐待された子供は、なぜ卑屈になるのでしょうか。原因は? その心理は? 卑屈な性格を治すことはできるのでしょうか。 ...

卑屈な性格の人がいます。そのような人の中には、親から虐待されている、あるいは、虐待されてきた、という人が多くいます。

卑屈な人は、些細なことで「どうせ自分なんか」と思いがちです。自分に自信がないために、失敗したり、挫折したりしたとき、人より大きくヘコんでしまいます。また、「どうせうまくいかない」と思ってしまうため、立ち直ることも難しくなります。

また卑屈な人は、自分が人から受け入れられている、とか、愛されている・好かれている、正しく理解されている、といった充足感や安心感に飢えているようなところがあります。人と話していても、自分が誤解されているとか、嫌われているような気がしてならなくなったりします。「どうせ言ってもわかってもらえない」と人に自分の話をすることを諦めてしまったり、自己主張や反論することも苦手です。

人の性格には、生まれつきのものもありますが、「卑屈」は違います。卑屈な性格は、子供の頃の経験や家庭環境が大きく関係しています。愛情ない親の態度は、子供を卑屈にします。「虐待」は、その代表例です。

なぜ子供は、虐待されると、卑屈になってしまうのでしょうか。

人はみな、生まれたときから自分に自信が持てているわけではありません。大人になるまでの20年近くもの長い年月をかけ、それは少しずつ培われます。しかし、虐待されている子供は、人格形成に重要なその時間を、親から虐待されて育ちます。自分に自信がありません。卑屈になっていきます。

意外なことに、「自分への自信」は、失敗や挫折から生まれます。子供はたくさんの失敗や挫折を繰り返しながら大きくなります。子供が間違ったことしたり、何かに失敗したとき、普通の親は、暖かく見守り、正し、サポートしてくれたり、応援してくれたり、がんばりを評価したり褒めてくれたりします。そのような家庭環境で育つ子供は、失敗したり挫折しても、だからといって自分がダメな人間だということじゃない! という自信が持てるようになります。

虐待されている子供は、違います。何をしても、何を言っても、否定されるような毎日です。「また失敗したのか!」「お前はバカだ」などと言われたり、そのような目で見られる子供は、「どうせ自分なんか」と、どんどん卑屈になっていきます。

また、子供を虐待する親はとても身勝手です。自分の機嫌が悪いから、といった理由で子供に八つ当たりしたり、暴力を振るったりします。子供は「自分がひとりの人間として大切にされている」という感覚が得られません。人から粗末に扱われて当然の人間だ、と刷り込まれ、卑屈になってしまいます。

そんな家庭環境で育ったきた人の「卑屈」は、どうしたら治すことができるのでしょうか。

親から虐待されて育ち、卑屈な性格になってしまった人がいます。

「以前の私は、卑屈な性格でした」。そう語るこの人は、幼い頃から、両親に虐待されてきたと言います。

「父は、人の話をまったく聞かない人でした。自分はよくしゃべるんです。私はいつもそれを聞くだけ。話を聞いてあげないと怒り出すので、だまって聞いてるしかありませんでした。毎晩、1時間とか2時間、私はそこにずっと座らされていました」。

母親にも、自分の話を聞いてもらった記憶がないと言います。「母の口癖は、娘は母親の作品、でした。私はいつでも母の理想通りでなければなりませんでした。そこからはずれると、母にひどく叱られました。罰にご飯を抜かれたこともあります」。

この人は、中学生の頃には、すでに卑屈だったと述懐します。「思春期を過ぎた頃から、何かにつけ、この言葉が頭の中に浮かんでくるようになったんです」。

「どうせ私なんか」。

友達と話していても、相手があくびをしただけで「どうせ私の話なんて、つまんないよね」と思えて、それ以上話す気がなくなってしまったと言います。人から無視されているような気がしてもらなくなったり、嫌われているような気がしたり。どうせ私なんて、つまんない人間だし。どうせ私のことなんて、誰も好きじゃないし。どうせ私のことなんて、誰もわかってくれないし・・。「振り切っても振り切っても・・この言葉が沸いてくるんです。自分は頭がおかしいんじゃないか、と思っていました」。

ずっと生きづらさと隣り合わせで生きてきた、というこの人。それが虐待のせいだと気づいたのは、30歳を目前にしたときだったそうです。「私は、自分が虐待されてきた、ということにさえ気づいていませんでした。私はひたすら自分を責めていました。父が怒り出すのは、私の父の話を聞く態度がダメだからだと思っていました。母が怒るのは、私が母の期待に応えられていないからだ、と思っていました」。

でも気づいたそうです。それが卑屈の原因だと。「私は、自分に責任のないことにまで、責任を感じ続けてきました。卑屈になって当然の環境でした。父は、ちゃんと話をきけ!といつも怒ったけれど、私の話を聞いてくれたことはある? 一度もないじゃない!と思いました」。それに気づいたときの瞬間が忘れられないと言います。「どうしてそんな当たり前のことに、今まで気づけなかったんだろう、と思いました。周囲の景色が、今までとまったく違う色に見えました。不思議な気分でした」。

この人は言います。「私はある意味、自分の卑屈な部分を、すべて親のせいだと考えて立ち直ったようなところがあります。親のせいにしたって何も始まらない、あなたは子供だ、とも言われたこともあります。そう言われて、どうせ誰もわかってくれない・・とさらに卑屈になっていた時期もあったけれど(笑)、今は違います。私がどんな子供時代を送ってきたかは、私しか知らない。私が、親のせいだと思うなら、誰が何と言おうとそうなんだ、それでいい! そういうことを言う人は、私のことを知ろうとしてない人。わかってくれない・・と卑屈になるのはもうやめて、そんな人のことほっとこうと思えるようになってきました」。

そう言って、ニッコリ笑ったこの人の笑顔は自信に満ちていました。 [...]


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