うつの症状 「人の機嫌を取ってしまう」の原因と治し方
うつになりやすい人の特徴のひとつに、「人の機嫌を取ってしまう」ということがあります。「人の機嫌を取ってしまう」とはどういうことなのでしょうか。原因は? その心理は? それを治す方法はあるのでしょうか。 ...
人の機嫌を取ってしまう人がいます。その自覚があるのにそうなってしまう人もいれば、全く自覚のない人もいます。周囲の人にとっては、イライラさせられることもしばしば。しかし、一番苦しんでいるのは、当の本人だったりします。人間関係に疲弊していたり、漠然とした生きづらさを感じていたり。しかし、それが辞められないのです。
人の機嫌を取ってばかりいる人には、どんな問題があるのでしょうか。
人の機嫌を取る人には、人から信頼されにくい、という問題があります。人に合わせてばかりなので、あの人にはああ言ってたのに、この人にはこんなこと言ってる・・というような言動になります。そのため、周囲の人からの信用を得にくくなるのです。
また、人の機嫌を取ってばかりいる人は、人とうまくやっているようでいて内面は孤独です。人と人とは、たとえ年齢差があったとしても、親と子であったとしても、常にひとりの人間同志、対等につながっているものです。対等な(正常な)人間関係では、反対意見でも自由に言え、それを言っても、相手との関係が崩れません。そればかりか、そのことでさらに互いの理解が深まるものです。
人の機嫌を取る人は、そうすることで人間関係がうまくいくような気がしていたり、自分に得があるかのように感じています。だから、自然とご機嫌を取ってしまうのです。しかし、それは正常な人間関係ではありません。
人の機嫌を取る人は、その人にご機嫌を取ってもらって喜んでいる人としかつながれず、常に歪んだ人間関係の中に居ることになります。人に合わせてばかりで、自分を出せません。どんなに自分が相手の意をくみ、話をあわせ、ご機嫌を取ったところで、相手の人から自分を理解してもらうことはないのです。どんなに親しくなっても、結局のところ孤独です。
人の機嫌を取りながら生きていても、何もいいことはないのに・・しかし、そうしか生きられない人は決して少なくありません。なぜ、そうなってしまうのでしょうか。
人の機嫌を取ってしまう人の根底には、「不安」があります。相手のご機嫌を取っていないと怒り出すんじゃないかと怖かったり、嫌われるんじゃないか、見捨てられてしまうのではないか、と感じられていたりします。
そのため、相手の反応が気になって仕方ないのです。常に相手に気を遣い、人に話を合わせてばかりになります。言いたいことを口に出さない生活が長くなると、恐ろしいことに、自分でも、自分がどう感じているのか、何を考えているのか、本当は何を言いたいのか、わからなくなってしまいます。生きていて楽しくない、と感じられるようになったり、自分が無価値に感じられてきたりします。
どうしたら「人の機嫌を取る」ことをやめられるのでしょうか。 [...]
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